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男同士のセックスを、知識の上で知ってはいても、まさか自分がそれをする事になるとは思わなかった。
今からでも前言撤回して、ごっくんクラブに逃げ込もうか……と思う気持ちもあるものの、真面目な顔で見下ろす親友に、結局絆される自分がいる。
自分はこんなにも付き合いの良い人間ではなかった筈なのだが。
畳の上は流石に御免だと、蒲団を敷いた。
上等な蒲団ではないから、やはりそれでも床の固さは消えないが、ないよりはマシだ。
背中が多少痛い気がするのだって、女じゃあるまいし、逐一文句を言う気にはならない。
明日は平日だから、学校がある。
制服が汗でベタつくのは嫌だったから、京一は全部脱いだ。
自分だけが裸だとなんだか腹が立ったので、龍麻も全て脱がせた。
二人とも生まれたままの状態で、蒲団の上で横になっている。
―――――龍麻の練習に付き合っているだけだと思いつつも、妙な背徳感が湧き上がる。
くっつき合って寝るなど、学校でもいつもの事で、裸だって体育の着替え等で見慣れている筈だ。
今更何を変な気を起こす必要があるのかと思うのに、見下ろす龍麻の視線に無性に羞恥を感じる気がした。
……女じゃあるまいし。
さっさと終わってしまえばいい、そうすればこんな思いも終わるのだから。
殆ど投げ遣りな思考回路で、京一は目を閉じて息を吐いた。
「京一、緊張してる」
「アホ」
悪態をついたが、確かに緊張していた。
何せ状況が状況だ、これで緊張するなと言うのが無理な話だ。
だと言うのに、龍麻はやけに落ち着いた表情。
先ほどと立場が逆転しているような気がして、なんだかムカついた。
見下ろす龍麻の前髪を無造作に引っ張ってやる。
「京一、痛い」
「自業自得だ」
オレにこんな真似をさせるんだからと、睨み付ける。
しかし龍麻は、数分前の泣きそうな顔は何処へやら、なんだか嬉しそうだった。
「……お前、なんか嬉しそうだな……」
「ごめん。だって京一が協力してくれるのが嬉しくてさ」
「気色悪い事言ってんな」
げしっと腹を蹴り上げる。
「明日、ラーメン奢れよ」
「京一って案外安いよね」
「帰る」
「ウソウソ」
龍麻の身体を押し退けようとした腕を、逆に捕まれて蒲団に縫い付けられる。
ぼんやりしているように見えて、古武術使いは伊達ではない。
力では京一も負けてはいないというのに、抗おうにも、押さえつけられている筈の腕にそう言った負担がかかって来ない。
抵抗とは、力に力で抗う事で可能となる。
筋力で押さえつけるから、抵抗させてしまうのだという事を、龍麻は十分理解していた。
関節を必要最低限の力だけで相手の動きを制し、相手の力を分散させる。
……妙なところで実力を発揮しないで貰いたいものだ。
抵抗を諦めて溜め息を吐くと、龍麻に心情の変化は伝わったらしい。
腕を押さえていた手が離れ、龍麻の手は京一の頬に添えられた。
女みたいな扱いをするなと思ったが、これは龍麻の練習の相手だ。
色々複雑な感じはするが、とりあえず今回限りは黙認することにした。
女だったら目を閉じる所か? と思いつつ、京一は近付く龍麻の顔をじっと見ていた。
程無く、呼吸が不可能になる。
「ん………」
声が漏れたのがどちらだったのか、京一は気にしなかった。
息が出来なければ、苦しくなって喉から抗議が漏れるのも仕方がない。
が、舌が入り込んできたのには驚いた。
「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!??」
逃げ損ねた舌が、龍麻のそれと絡まりあう。
圧し掛かる龍麻を突き飛ばそうとしたが、それよりも早く龍麻が京一の腕を掴んだ。
行動パターンを読まれているのが、また腹が立つ。
腹を再度蹴り上げてやろうと足を浮かしたが、それも器用に足で制された。
だから、妙なところで実力を発揮するなと言うのに!(言ってはいないが)
「ん、ぐ、ふっ……う……!」
「む……ん……」
頬に添えられた手が顎に滑って、上向かされる。
顎が固定されていた所為で上歯と下歯の隙間が余計に開いた。
更に舌が奥まで侵入してくる。
逃げようと舌を引っ込めれば、更に深く口付けてくる。
息が出来ない。
鼻で呼吸すればいいのは判っている。
判っているのに、パニック状態の頭はまともに回ってくれなかった。
「ふ、ふぅ…ッ……ぐ……んん!」
やめろとか、離せとか、調子に乗るなとか。
言いたいことが山ほどあるが、それは全て音にはならない。
意味不明の苦しげな音が漏れるだけだ。
息苦しさで涙が出てきた。
女じゃあるまいし、こんな事で泣くなんて。
無呼吸の生理現象であっても、無性に悔しい。
いや、それよりとにかく、息がしたい。
――――そう思っていたら、ようやく口付けから解放された。
「っは……はぁっ…てめッ、龍麻ッ」
「何?」
怒鳴ってやろうと声を荒げるも、明らかに覇気がない。
それよりも酸素を取り込む方が生きる人間としては重要だった。
「お前、何ッ……ディープかましてんだ、このバカッ…!」
「気持ち良かった?」
「〜〜〜〜〜〜ッッッ!!」
「痛い痛い、ごめん、冗談」
何から言ってやればいいのか最早判らなくて、京一は無言で龍麻の頬を抓る。
抓る京一の手に血管が浮いているのは、龍麻の気の所為ではない。
頬を抓る手をそのままに、龍麻が手を伸ばす。
京一の少し褪せた、けれど明るい色をした髪に指先が触れた。
長く垂れた前髪を掻き揚げられて、京一は龍麻を抓るのを止める。
額に柔らかい感触が降って来た。
それが唇だと言うのは、見えなくてもなんとなく判った。
「こうすれば良かったね」
「つーか男相手によくディープなんかする気になったな、お前…」
「京一だから」
「意味が判んねェ」
額に落ちていたキスが、瞼の上になった。
そのまま少しずつそれは降りていって、目尻に、頬にも落とされる。
京一は、数分前の、仔犬のようにしょぼくれた龍麻の顔を思い出した。
あれから一転、龍麻は尻尾を振った仔犬のように楽しそうだ。
降ってくるキスがくすぐったくて、じゃれつく仔犬を思わせる。
小動物が構ってくれとじゃれついているのだと思えば、別段、嫌悪感はなかった。
気紛れに腕を持ち上げて、龍麻の前髪に触れてみた。
龍麻はきょとんと目を丸くしたが、程無く、嬉しそうにまた京一の頬にキスをした。
やっぱり仔犬がじゃれついているようで、京一はクッと小さく笑う。
「で? いつまでンな事ばっかしてんだ? 龍麻」
「んー……だって、よく判んないからさ。タイミングとか」
「お初の奴がンな事気にすんじゃねェよ。お前にムードとか期待してねェし、男同士じゃ寒いだけだしな」
「じゃあ、えーっと……」
龍麻の手が京一の胸板を滑る。
妙に丹念に触れてくる龍麻の手に、京一は何が面白いのか判らない。
初めてなんだから多めに見てやる事にするが、後からあまりしつこくしない方が良いとか言って置くべきか。
あまり口煩くするのも龍麻の癪に障るだろうから、取り敢えずは、思うようにさせてみよう。
行為の手順の確認とか、練習だとかと、いい加減腹を括って割り切ることにした京一だ。
剣術を幼い頃から続けている京一の胸筋は、やはり確り発達している。
醍醐のように判り易く盛り上がってはいないが、武術を使う者としての厚さは十分あった。
しかし、どれだけ触ろうとも、其処にあるのは男の硬い胸。
やっぱり女の方がいいよなぁと思いつつ、京一はちらりと龍麻の顔を見遣った。
龍麻は京一の心情など知らず、真剣そのものという表情をしている。
数度、胸を滑った指が、胸の突起に触れた。
「っ……」
男であるが故に、女に比べて退化している部分と言えど、其処も立派な性感帯の一つだ。
触れれば反応するし、刺激を与え続ければ勃起する。
「う…ちょ、龍麻ッ……」
指先で摘んで刺激され、京一は歯を噛み締める。
知識的な事は知っていても、やはりされるとなると、事実感じてしまうと、羞恥心と抵抗感が湧き上がる。
「た、つま…ッ」
「あ、たってきた」
「言うなッ!」
反射的に龍麻の頭部に肘を落としていた。
無防備な状態からの遠慮ない攻撃に、龍麻は撃沈する。
京一の胸の上に。
さらさらと男にしては細い髪の毛先の感触に、京一はぶるっと身を震わせた。
「京一、痛いよ」
「お、お前が妙なことするからだろ!」
「だってするんでしょ? こういう事」
「す、する事は、する…けど、なぁッ」
龍麻は性行為の手順を踏んでいるだけだ。
どうして止めるのと言わんばかりの龍麻の表情は、京一も判らないでもない。
龍麻はむーっと不満げな顔をして、手を置いていた場所にあった乳頭を摘む。
「うぁッ」
覚悟していなかった痛みに、声が上がった。
ピチャリと濡れる音と、生温かい感触がした。
見下ろしてみると、龍麻がもう片方の乳頭に舌を這わせていた。
「た、龍麻ッ! おい、ちょ……ッ!」
パニックになりかけている京一の声も聞かず、龍麻は刺激を与え続ける。
心拍数が上昇して、心臓が煩い位に鳴っている。
「京一、ドキドキしてる?」
「そーいうのじゃなくてだな、あのなッ」
「可愛いね」
「もっぺん殴るぞ!」
女なら確かにドキリとしそうな顔で、龍麻は言った。
が、此処にいるのは誰よりも男らしい男で、親友の京一だ。
返って来たのが物騒な台詞になるのも、当たり前。
龍麻は京一の激昂に構わず、尚も刺激を与えていた。
舌先で転がしたり、指で挟んだりと、京一の体も反応を見せ始める。
「っは…龍麻ッ……ま、待てッ……」
「なに?」
「だ、だから、ちょっと止まれっ…てェっ……!」
幾ら其処が性感帯であるとは言え、自分は男で、触れているのも男。
練習相手をしているにしても、これで感じてしまうのは京一の矜持が許さなかった。
しかし、龍麻の態度は、何を言っても暖簾に腕押しであった。
乳頭を弄っていた手が、肌を滑ってするりと下降して行く。
「後ろ、使うんだよね」
「っはッ…? ……あ、ちょ…、待てッ!」
臀部に回った龍麻の手が、探るように形をなぞって行く。
確かにそうだ。
男に女のような器官はない。
男同士のセックスで繋がる為に使うのは、肛門だ。
知っている、判っている、ただしやっぱりやった事はなかったし、今後もやりたくはない。
相手が信頼している親友である龍麻であっても!
頼むから待ってくれ、と殆ど懇願のような形で中断を求める京一の声を、龍麻は結局聞かなかった。
「う、あぁッ!!」
下部を襲った圧迫感の痛みに、悲鳴に近い声が上がる。
情けなくて反射的に手で口を覆ったが、出てしまったものは取り戻せない。
いや、それより、それよりもだ。
違和感が、異物感が。
(〜〜〜〜〜ホントに指挿入れやがった!!)
ローションなんてこの部屋にはない。
解す為にそういう行為になるのは、不自然ではない。
けれど、其処は紛れもない排泄器官であって、受け入れる場所ではない。
排泄されるのは主に便で、汚物で、別に不潔にしているつもりはないが、どう考えたって抵抗がある箇所。
其処に、龍麻は躊躇う様子も微塵も見せず、指を挿入させた。
痛い。
はっきり言って痛い。
それ以外の何も浮かばなかった。
世の中の同性愛者ってのは、こんな痛い思いしてでも好きな相手と繋がりたいのか。
痛みの所為か、混乱によるものかは判らないが、返って驚くほど冷静になった頭は、全く関係ない事を考えていた。
…やはりパニックになっているのだろう。
そんな部分への痛みを、どうしてやり過ごせばいいのか。
余分な力が入っている所為で、指を締め付けているのはなんとなく判った。
判ったが、だからと言ってこんな状況でどうやって力を抜けばいいのか。
苦し紛れに蒲団のシーツを手繰って、ぐしゃぐしゃにして握り締めた。
「京一、指、痛い」
「―――そ、れどころ、じゃ、ねぇッ…!!」
「京一、息吐いて」
「……う……無理……!」
痛みを耐える為に、歯を食い縛る。
痛みに耐える為に、力が入ってしまう。
そんな京一を見下ろして、龍麻は困った顔になる。
痛い思いはさせたくないし、自分もしたくないのだろうが、此処で中断する気はないのだろう。
もう此処で諦めてくれたら、事は全部丸く収まってくれるような気がする。
男相手に此処までしたのだから、女相手ならもう大丈夫だろうと。
無茶苦茶な理屈と言われようと、京一はそう思った。
――――とにかく、もう止めたくて堪らなかったのだ。
情けないとか、プライドとか、そういう問題じゃない、これは!
ぎりぎり歯を食い縛って、痛みに耐えて固く目を閉じる。
ふっとその瞼の裏に翳りが差した。
どうにか片目だけを開けてみると、龍麻の顔が間近にあって。
「ん…、ぅ……!」
舌で歯列をなぞられる。
ぞくりとした感覚が背中を走って、喉の奥から声のような、呻きのようなものが漏れた。
開いた隙間にすかさず舌が滑り込んできて、京一のそれと絡み合う。
水音のようなものが鼓膜を揺らし、それが己の咥内で立てられている音だと認識するまで時間がかかった。
舌が絡まりあって音を立てる度、悪寒に似た、けれども違うものが背筋に昇る。
「ふ…ぅ……ふぁ……」
「ん……きょーいち……」
「んん……!」
先刻のディープキスと違って、今度はちゃんと息が出来る。
少しずつ下部の圧迫感が薄れていくのには、薄らとだが気付いていた。
締め付けの緩んだ指が動いて、京一の躯が跳ねた。
「龍、麻……ッ」
「もう痛くない?」
「い、たか…ねェ…けど……んッ」
痛みが和らいでも、這い上がってくる異物感は消えない。
頼むからもうちょっと待ってくれと、京一は龍麻を見上げた。
しかし願い敵わず、龍麻の指が動き出す。
「ちょっ、あッ! た、龍麻ッ…待て、ッ…く…!」
「解すって、どれくらい?」
「し、知らな……ッ!」
内部を探るように、押し広げるように動く龍麻の指。
ただの練習に此処までするものなのか。
力の加減が不安とか言っていたが、もうそんな事を言ってる次元じゃない。
京一の内部を探る指は、慣れているような節こそないものの(別に明確な基準があってそう思っている訳ではないが)、力の加減は問題ない。
龍麻が言っていたような、相手を傷付けるような事は恐らくないと言っていい。
相手を気遣って余分な力を入れないようにと気を付けてているなら、これでもう十分だ。
指圧一つで壊れてしまうほど柔な女はいない。
だから心底言いたかった。
心配するな、お前だったら大丈夫だ、もう練習なんて必要ない。
が、龍麻は相変わらず真剣そのものの顔で、京一の躯を追い上げようとする。
「んっ、う、うぁッ! 龍麻ッ…龍、麻ッ!」
「気持ちいい?」
「い、いい訳ッ、ねェッ…!」
痛みがなくなって、後に残るのは違和感と異物感。
割り切ったつもりでも沸きあがってくる羞恥心。
「萎えたままだね、京一の」
「…たり、前……ッ…ふ、う…!」
「どうしたら気持ち良くなるの?」
「ん、ンなのッ…う、く…男なんだから、前弄ってりゃ――――んんッ!?」
雄を掴まれて、引き攣った声が上がる。
目を丸くする京一に構わず、龍麻は京一の其処を擦り始めた。
「こう?」
「っはッ、バカ、龍麻ッ…! よせッ」
「でも、こうした方が気も紛れるだろうし」
「な、ッあ!」
確かに、其処を直接刺激されれば、反応してしまう。
秘孔に埋められた指は相変わらずでも、それ所ではない。
胼胝の出来た、意外と固い手が京一の雄を上下に扱く。
熱が高まっていくのを感じ、京一の呼吸に艶が篭った。
雄と秘孔と、同時に刺激されるなんて経験がない。
背筋を駆け上ってくるものが快感である事は判るが、其処から先が訳が判らなかった。
体内に潜り込んだ指が二本に増え、圧迫感が振り出しに戻ったが、痛みはない。
一瞬顔を顰めた京一だったが、前部からの刺激に直ぐに意識を浚われた。
片方を気にすれば、片方からの刺激に無防備になって、忌々しいことにそれでも躯は反応する。
「んッ、はぁっ……! た、龍麻…ッうぅ……ッ!」
「ねぇ京一、やっぱり濡れないと痛い?」
「ふくっ…ん、っは、う……ぅ、んん…」
「京一ってば」
龍麻の声は聞こえてはいたが、返事をする余裕がない。
やはり男同士であるから、刺激するポイントを龍麻はよく把握していた。
下手な女に手淫されるよりも的確で、京一は身悶える。
返事をしない京一に、龍麻は焦れたように困り顔になった。
それさえ京一は気付くことが出来ない。
京一の思考回路は、益々投げ遣りになりつつあった。
もうさっさと終わらせて、寝てしまいたい。
これ以上の事をしなくたって、龍麻に問題がない事は想像がつく。
練習なんてしても、結局は本人の気構えの問題だ。
……待て、だったらオレのこの苦労はなんなんだ。
自分で考えて置いて、自分の苦労を全て無駄にして、京一は頭の隅でツッコミを入れる。
せり上がって来る絶頂感をどうにか堪えて、京一は龍麻の頭を叩いた。
「……何するの、京一」
「うるせェッ! っは、も、終わりだ終わりッ! ――っく、ぅうッ」
「終わりって、じゃあもういいの?」
自分の苦労を捨てる気分で少々腹も立つが、これ以上続けられるのも辛い。
男にケツ穴まで弄られてイかされるなんて、御免だった。
明らかに龍麻は眉尻を下げたが、もう構わなかった。
同じような表情で最初に絆されてしまったのだ。
二度もその手を食わされてたまるか。
秘孔の指が引き抜かれて、京一はがくっと脱力した。
異物感やら違和感やらは拭い切れなかったが、其処は時間の問題という事にしておこう。
その内消えてしまう筈だ。
堪えたばかりの熱が下火状態で燻っていたが、それも時間が経てば落ち着くだろう。
どうしても我慢出来なかったら、(癪だし羞恥もあるが)トイレに駆け込む事にする。
なんだか目眩に似たような感覚に襲われて、京一は額に手を当てた。
じっとりと汗ばんでいるのは、果たして額か、手のひらか。
「――――あーッ、くそ……」
「大丈夫?」
「じゃねえよ……って、あのな、龍麻……」
声をかけられて眼前――この場合は天井の方向だ――を見ると、見下ろす龍麻の視線とぶつかった。
………そして、龍麻が未だに自分の上に位置している事に気付く。
「もう退け! いつまで其処にいやがる!」
「だって、もういいんでしょ」
「だから――――――」
其処から退け、と言い掛けて、それは音にならなかった。
上半身を起こして言おうとした瞬間、目に付いたものによって。
「何勃ててんだお前ッ!!」
龍麻の雄は、刺激を与えられた訳でもないのに、勃ち上がっていた。
いつの間にそんな事になっていたのか、自分の事で一杯一杯だった京一には知る由もない。
とにかくこの状態では話を聞くに聞けない、と京一は起き上がろうとした。
が、突然腰を掴まれて引き寄せられ、反動で起こした体がまた蒲団に戻る。
薄い敷布の所為で、打ち付けた背中が痛くて、京一は無言で龍麻を睨み付けた。
「とにかく放せ、起こせ! 言い訳ぐらいは聞いてやる!」
「別に言い訳なんてしないよ。京一見てたらこうなっただけだから」
「気色悪ィ事言うな!! って、ちょ、龍麻、待て、まさかッ」
問答している間に、京一は秘孔に何かが宛がわれた感触に気付いた。
ドクドクと息づく生温かい固形物。
引き攣る京一に構わず、龍麻は腰を推し進めた。
「――――――――ッッッ!!!!」
悲鳴はなかったが、京一を襲った圧迫感や異物感、痛みは先ほど指を挿入された時の比ではない。
指とは比べ物にならない太さと長さを持ったソレに、京一は力一杯歯を噛み締めた。
確かに。
確かに、男同士のセックスは其処を使うけれど。
これは女相手の予行練習のようなもので、其処までしなくたって。
頭の中を巡った台詞が泣言染みていて、京一はもう情けないやら悔しいやら、頭の中はこごちゃごちゃだ。
見上げた先の龍麻の顔も、苦悶に歪んでいる。
女の膣なんかより、ずっと狭く出来ている場所である。
挿入される側の苦痛は当然、する側だって苦しいに決まっている。
「っつ……きょーいち、きつい…ッ」
「ッたり前だ、抜けこのバカ!!」
力の限りで叫べば、その余分な力が秘孔を締めてしまう。
爪先が張って、京一は蒲団のシーツをぐしゃぐしゃに握り締めた。
「ちょっと、待って……京一、」
「待て、るか……あッ!」
ズッ、と龍麻の腰が進められ、更に深く繋がる。
抜けと言っているのに何を逆の行動を取るのか。
京一は後で絶対ブン殴る、と心に決めた。
左の足首を掴まれて、肩に担がれる。
「ふ、う…ぐっ…い、痛ぅッ!」
「ごめん、もうちょっと……」
「ちょ、っと…って、おい、コラッ……!」
無茶を押し通す龍麻を、やっぱり後じゃなくて今直ぐ殴ってやりたい。
けれど拳は痛みをやり過ごすのにシーツを握り締めるのが精一杯で、縫い付けられたように離れない。
担がれた左足に続いて、右足も手で抑えられて固定される。
腰は僅かに蒲団から浮いていて、その隙間に龍麻の膝が滑り込んだ。
腰を突き出すような格好で、京一は龍麻に貫かれていた。
ずるり、内部で龍麻の雄が京一の内壁を擦った。
それすら痛い。
小さくではあったが、それが律動である事に京一は気付く。
「龍麻、待て、龍ッ…う、っんんッ! 痛、痛ェッ…!」
「やっぱり…濡れない、と…キツいんだね……ッ」
「わ、判ったら、もうッ、もう抜けッ」
痛みと圧迫感で、堪え切れなかった涙が目尻から落ちた。
だって仕方がない、ケンカなら散々して来たけれど、こんな場所にこんな痛みを強いられた事なんてない。
しかし、懇願虚しく龍麻は尚も腰を打ち付ける。
「うっ、う、んんッ! 龍麻…っく、う…!」
「きょーいち、」
「てめ、後で、覚えてろッ…ぁ!」
「ん、それは、いいから……京一ッ…」
「……ッふ……」
尚も文句を言おうとした京一だったが、それは龍麻の唇に飲み込まれた。
押し返そうとした舌を捕えられて、最初の時のように深く口付けられる。
「んっ、ふぅっ、…ん、っは…! は、んっ…!」
離れては交わるのを繰り返す唇と、体内を突く雄と。
痛みと圧迫感に強張っていた体が徐々に解されていく。
深い口付けだと言うのに、龍麻はまるで子供をあやしているようだった。
京一の髪をくしゃりと撫で、柔らかいその手付きに京一の涙も気付いた時には引っ込んでいた。
そういう触れ方に、京一自身、慣れていなかった所為もある。
「京一、可愛い」
「ば…ふッ……う、んぐ、んんっ…っは……あ!」
「―――――京一………」
耳元で囁かれた自分の名は、酷く甘い色を含んでいたように思う。
ズン、とまた奥を突かれた。
電流に似た衝撃が背筋を駆け上がって、京一は仰け反った。
「あ…………!」
「……京一? どうしたの?」
身体を痙攣させ、酸素を求める魚のように口を開閉させる京一に、龍麻が声をかける。
探るように、龍麻の腰が揺れて、京一の内部を擦る。
またびくりと跳ねた京一を見て、龍麻はああ、と。
前立腺だ。
「此処、気持ちいい?」
「んんッ…!」
その部分を狙って攻めるように、龍麻は京一の内部を突き上げる。
あらぬ声が漏れそうになって歯を食い縛るも、喉から呻きに似たものが漏れて出る。
次第に龍麻の動きが大きくなり、入り口から奥まで、何度も繰り返し突かれた。
顎に力が入らなくて、口が僅かずつ開き、其処から声が溢れ始める。
「あ、あ、いぁッ…た、たつま、あっ…!」
「京一……ッ」
「ひっぅ、んん! んぁ、っふぁッ」
内部で龍麻の雄が膨張していく。
そうなった先がどういう事なのか、このまま続けていれば遠からずどうなるのか。
それは生理現象で、行為を続けていれば避けられない事で。
―――――それを京一は、判っていた、筈だった。
けれど、突き上げられて押し寄せてくる快感の波は、今までに類を見ない激しさと強さで、京一の理性を浚う。
「っは、はぁッ! 龍麻、龍麻ぁッ! や、め、もうッ、もう抜けぇッ!」
遮二無二頭を振って、懇願するように叫んだ。
僅かに残っていた理性が、これ以上は危険だと警鐘を鳴らしている。
無情にも、龍麻はそれを、何度目か知れず己の唇で封じ込んでしまった。
そして程無く、龍麻は絶頂を迎える。
京一が意識を飛ばしていたのは、ほんの数十秒の事だった。
それでも一度は強制終了させられた思考回路は、リセットされ、正常な運営を始める。
目覚めて数瞬、ぱちりと何度か瞬きをした後。
見下ろす龍麻を見て湧き上がったのは―――――それはそれは純粋な、怒りと言う名の衝動だった。
「――――――このッバカ龍麻ァァァッッッ!!!」
近所迷惑など省みず、京一は思いっきり龍麻の腹を蹴り上げた。
心配そうに京一を見下ろしていた龍麻は、無防備な腹に強烈な一発を食らい、見事に吹っ飛んだ。
ごんっと音がして、壁に頭部を打ち付けたのだろう、龍麻は壁の傍で頭を抱えて蹲った。
同じく京一も、あらぬ場所を襲った激痛に沈黙し、蒲団の上で蹲ることになる。
「いたた……」
「オレの方がよっぽど痛ェよ!」
じくじくとした痛みに、京一は涙目になって龍麻を睨み付けた。
相手が龍麻で、始まりが合意であっただけに、情けなさも倍増である。
これが見知らぬ人間相手に強姦で起きた事であったなら、相手を半殺しにしてしまえば多少の気が晴れるのに。
プライドから矜持から、なんだか男としての大事なものまで失ったような気がして、京一は実に泣きたい気分だった。
いや、既に涙が出ているので、泣いているも同然か。
頭を擦りながら、起き上がった龍麻が振り返る。
龍麻は、眉尻は下がっており、数十分前の(そう言えば、一時間も前の話ではなかったのだ。既に何時間も経過しているような気がするが)仔犬のような顔になっていた。
「だって京一、もういいって言ったから……」
「誰がツッコんでいいっつったよ!? 練習なんかもう必要ねェって言ったんだ!」
「そうなの? でも、まだ途中だったし…」
「力の加減だのなんだの言う前に、お前はマトモに意思の疎通が出来るようになる練習をしろ」
京一の“もういい”を“練習しなくて良い”ではなく、“慣らさなくて良い”と取った。
確かに京一の言葉も足りなかったかも知れないが、そんな事は棚に上げておく。
自分の都合の良いように解釈する、という訳ではないのだろうが、本来の意味からかなり逸脱していたのは間違いない。
あまつさえ挿入までしてしまうとは、京一には全くの想定外だ。
「しかもお前、結局オレで童貞捨ててどうすんだ!!」
龍麻が童貞を捨てる為に、不安なく女を抱けるようになる為に、自分は練習相手になってやった筈だ。
根本からの苦労を丸きり覆した親友に、怒鳴りたくなるのも当然の事であった。
しかし、龍麻は平静とした様子で、
「何かまずかった?」
――――――これだ。
龍麻らしいと言えば、龍麻らしい反応。
暖簾に腕押しとなっては、怒鳴っても疲れるだけ。
がっくりと肩を落として蒲団に撃沈した京一に、龍麻はきょとんと首を傾げる。
京一はぐしゃぐしゃになった蒲団を手繰り寄せると、包まって横になった。
汗でベタつくのは風呂に入った方が良いのだろうが、疲労し切った体はさっさと休めと悲鳴を上げている。
服を着るのも面倒臭いし、暖簾に腕押しで龍麻に怒鳴るのも面倒臭い。
悪い夢でも見たと思って、さっさと寝て忘れよう。
「京一?」
龍麻の声がすぐ近くから聞こえたが、京一は振り返らなかった。
今彼の顔を見たら、鎮火しかかった怒りが再燃してしまいそうだったのだ。
揺さぶる手を振り払って、京一は蒲団を引っ張り上げ、頭から被る。
すっぽり埋もれた京一を見て、龍麻がクスリと小さく笑った。
何が面白いんだこっちは痛ェんだぞ、と言いたかったが、やっぱりそれも飲み込む。
もうさっさと寝てしまいたかった。
「ねぇ、京一」
返事をせずとも、恐らく龍麻は喋り続けるだろう。
そう思っていたら案の定、龍麻は京一に構わず、放し続けた。
「ありがとう、京一」
「…………」
「ごめんね、痛い思いさせて。結局、京一はイってないし…」
「……………」
「でも、ありがとう」
布団の中で、京一は顔に血が上っていくのを感じていた。
散々な目に遭ったとは言え、こうして感謝をストレートに言葉にされると、やはり悪い気はしない。
やり過ぎな感は否めなくても、龍麻にとっては確かに練習で、京一はわざわざそれに付き合ってくれたのだ。
素直で真面目な龍麻が、そういった言葉を口にするのも、何も不自然ではない。
龍麻に悪気がなかった事は、彼の性格を十分判っているので、容易に想像がつく。
だから京一も憤慨はしても、彼をどうこうしようと言う気にはならなかった。
痛いし、辛いし、眠いし、とにかく散々なのだけど。
寝て起きたら、もういつも通りに接してやろう。
「だから、また練習付き合ってね」
――――――――前言撤回。
やっぱり、最初に甘やかすとロクな事にはならないらしい。
……悪気がないと言うなら、尚更性質が悪いものだ。
おまけ
京一と龍麻の初Hというのが書きたかったのです。
やっぱり、うちの二人では色っぽい空気には程遠かった(笑)。
うちの京一は諦め悪いのですよ。
受の視点でHを書くという事が少なかったので、四苦八苦。
ましてうちの京一が容易く身を委ねる訳がない……そんな訳で、こいつらの初Hは案の定こんな事になりました……
何事も、最初が肝心。
【How to, for you】
男同士でも出来るんだね、と。
また唐突に始まった親友の会話に、京一は今度はなんだと眉を顰めた。
毎回思うが、会話の前後関係ナシで突然話題を切り出す癖はなんとかならないのだろうか。
なんの事だと問えばちゃんと説明するので、会話が其処で終わりになってしまう事はないのだが、一々聞くのは面倒臭い。
読んでいた漫画雑誌から顔を上げて、なんのつもりで買ってきたのか、女性雑誌を読んでいる親友に目を向ける。
「……なんの話だ?」
面倒だ面倒だと思いつつ、律儀に京一は訊ねてやる。
こんなに自分は付き合いの良い性格だったかと考え、即“否”の答えが弾き出される。
これで相手が醍醐であったり、小蒔や葵であるなら、特に気に留めることもなく無視するのだが、なんとなく龍麻に対してだけはそうする気にならなくて、こうして訊ね返すのが定番になった。
京一のこの付き合いの良さは、龍麻に対してのみ発揮されるものであった。
問い掛けられた龍麻も、京一同様に顔を上げる。
そして読んでいた女性雑誌を広げて、此処、と文章の一点を指差す。
京一は仕方なく、自分の読んでいた漫画雑誌を閉じ、四つん這いで龍麻に近付いた。
小さな文字でつらつらと綴られたページを眺め、龍麻が指差していた場所に辿り着く。
―――――有名人の同性愛疑惑の記事だった。
二人の男性俳優が、ラブホテルから二人仲良く手を繋いでいたという。
よくある事だ、ゴシップを売りにしている情報誌ならば。
京一は歌舞伎町周辺を主な日常地としているし、オカマバーにも入り浸っている。
多種多様な人間がいる場所だから、有名人がそんな気質であっても、驚きもしなければ軽蔑する事もない。
龍麻が本を下ろすと、二人、近い位置で見つめあう形になった。
「……今のがなんだ?」
「だから、男同士でもセックスって出来るんだなって思って」
しみじみとした龍麻の言葉に、ああその事かと京一も納得した。
性行為とは異性同士の間でする事だと、日本ではそれが常識だ。
龍麻にその手の偏見があるとは思わないが、想像がついていなかったのは間違いないだろう。
ごっくんクラブというオカマバーに京一同様に訪れる事が多くても、彼女達は性的な対象として自分達を見ない。
京一に至っては小学生の頃から世話になっているものだから、彼女達にとって自分達は、弟か息子のようなものではないだろうか。
龍麻が同性間でセックスが出来る事を、知識として知ってはいても、現実に本当にしている人がいるかどうかは、想像とは別の話になる。
つい先ほど、雑誌の記事を見て、ああ本当に出来るんだ、と思ったのだ。
―――――これは京一の推測ではあるけれど、間違ってはいないだろう……多分。
「出来る事は出来るらしいが、色々キツいって話だぜ」
「どんな風に?」
「ケツ穴使うらしいぜ。そんで、女と違って濡れないから、滑らなくて痛いとかな。裂けたりとか」
「痛いの? それって」
「そりゃそうだろ。血ィ出るってよ」
女の処女膜だって、破れれば痛い。
それでも、一応、其処は受け入れる器官として作られているのだ。
“女”の肉体として。
それが男の場合、膣などある訳がないから、行為に使用するのは、本来、排泄器官としてしか使われない後ろの穴になる。
受け入れる器官ではない箇所に捻じ込もうものなら、辛くない訳がない。
つらつらと説明する京一に、龍麻はふんふんと頷きながら、噛み砕くように聞いていた。
こんな話を聞いて面白いのかと思う京一だったが、龍麻はすっかり興味を持ってしまったらしい。
中途半端に止めても「それから?」と聞かれそうなので、話せる事は話してしまおう。
そしてこんな会話をした事は、さっさと忘れてしまうか、後で笑い話にすればいいのだ。
「どうしても血が出るの?」
「ローションでも塗ればマシになるらしい。その辺は女と一緒だな」
「妊娠したりとかしない?」
「男が妊娠する訳ねェだろが」
何をズレた事を聞いてくるのかと、京一は呆れた目で龍麻を見る。
龍麻の顔は至って真剣そのものであったが、それはそれで問題がある気がする京一だ。
男の躯に子供を身篭るような器官はないのが当たり前だと言うに。
「そうなんだ……そっかぁ」
またもしみじみと呟く龍麻。
近い位置にあった視線が雑誌へと戻されて、京一も話はこれで終わりだなと踏んだ。
そして途中だった読書を再開しようと、放置していた漫画雑誌に手を伸ばしかけた、時。
「京一、詳しいね」
「あ?」
「した事あるの?」
質問の意味が一瞬理解できなくて、親友を振り返る。
龍麻は雑誌に視線を落としたままだった。
―――――約5秒の時間が経って、京一は龍麻の台詞の意味を理解した。
「アホかッ!!」
掴んだ漫画雑誌を、力一杯龍麻の顔目掛けて投げる。
雑誌に視線を落としていた龍麻は、鬼と闘っている時の反射神経など何処へやら。
雑誌は京一の狙い通り、見事に親友の顔にクリーンヒットした。
ばしんと盛大な音を立てた雑誌の威力は、それそのものの厚さもさる事ながら、かなりのダメージを与える事に成功したらしい。
龍麻は雑誌を食らった顔面を抑えて、いたい、と呟いた。
それに構わず、京一は腕を組んで憤慨する。
「バカも休み休み言えっての。オレが知ってんのは、全部聞いた話だけだ。誰が野郎となんかするかッ!」
同性愛や変わった趣味趣向に対して、別に悪い印象を持っている訳ではない。
ないが、それと自分自身の主義趣向は全く別物だ。
京一は他者と必要以上の関わりを避けるが、性の対象は通例に漏れず女である。
顔が可愛い男というのはいるが(龍麻もその類に属するのだろうが)、結局、男は男でしかない。
男好きの男が、どんな奴が可愛いだの、どんな男が格好いいだの論じても、京一にはまるで興味のない話だった。
精々、雑学的な知識として脳の隅に置かれる程度の事。
一気にまくし立てる京一の言葉を、龍麻は漫画雑誌の所為で赤くなった鼻柱を擦りながら、平静と聞いていた。
「オレをホモにすんな! 判ったか、龍麻ッ!」
「うん」
最後に念押しのように言うと、龍麻はこっくりと頷いた。
言いたい事を言い切った事で、京一も一先ず気が晴れた。
投げつけた雑誌を龍麻に差し出され、謝る必要性はなかったので、無言でそれを受け取る。
さてようやく続きが読めるとページを捲ろうとすると、
「じゃあ京一、セックスはした事あるんだよね」
かけられた問いに、京一は振り返らなかった。
一時は止めた雑誌を捲る手を、また動かしながら頷く。
「そりゃ当たり前だろ。こちとら健全な男子高校生だぜ」
「そういうものなの?」
不思議そうな龍麻の言葉に、京一は雑誌を片手に持ったまま、肩越しに親友を見返る。
「……まさかお前、まだなのか?」
京一の問いに、龍麻は躊躇う事無く、こっくりと頷いた。
何が不思議なのか判らない、という表情で。
健全な男子高校生である。
誰も彼もがとは言わないが、性欲だって強くなる年頃だ。
溜まれば処理したくなるし、自慰ばかりじゃつまらないし、AVなんかが一人暮らしの部屋に置いてあったって自然な事。
二次元的なものでは物足りなくなったり、実際のものはどうだろう、と興味が湧くのも、何も悪い事ではない。
動物の本能で考えても、性欲というものは、あって当たり前の物だ。
なんとなく、龍麻が淡白なのではというイメージはあった。
京一とつるんでいても、京一の女子更衣室の覗きを一緒にした事はない。
京一が他のクラスメイトと珍しく巨乳アイドルの話で盛り上がっても、龍麻は一向に興味を示さなかった。
―――――だから、龍麻がそんな所謂男の“バカな話”に入って来なくても、まぁ龍麻だし――という感じで済ませていた。
………が、まさか未だに性行為の経験がなかったとは思わなかった。
目が点状態の京一に、龍麻はまた首を傾げる。
「……なんか変なの?」
「え? ―――あ、あぁ、いや……」
人によって初体験の時期に差があるのは当然だし、成人しても童貞の男だっている訳だし、
淡白そうに見える龍麻がそうであったとしても、何も不自然ではない。
醍醐だって小蒔にどっぷり惚れ込んでいる様子を見ると、一皮向けているとは思えないし。
それに、龍麻の今までの環境を思えば、そういう結果になっていても可笑しくはない気がした。
「そうか、お前、東京に来るまで田舎で親父さん達と暮らしてたんだったな」
「うん。父さんと、母さんと、三人だよ」
「……そんなら、そうか……」
京一は小学生の時点で、家を飛び出し、ごっくんクラブに入り浸るようになった。
中学生の頃は特に誰とつるむ事はなかったけれど、何せ身を置いていたのが歌舞伎町―――日本国内有数の繁華街だ。
早熟気味に童貞を脱したのは、事実であった。
それに対して、龍麻はつい最近まで両親と一緒に田舎暮らし。
性に興味を持ったとしても、夜の街とは無縁であったに違いない。
こうして考えると、自分と龍麻の相違点が溢れる程出てくる事に少し驚いた。
今年の春からずっとつるんでいて、まるで昔から一緒にいたような感覚さえ生まれていたと言うのに。
と、其処まで考えていた京一は、じっと強い視線がある事に気付き、思考を現実に戻した。
「なんだ? 龍麻」
見つめていた人物は、当然、龍麻。
当たり前だ、此処は龍麻の一人暮らしのアパートで、此処にいるのは家主と自分だけなのだから。
まだ何か言いたいことがあるのかと問いかけると、龍麻はそろそろと近付いて来る。
やけに神妙な顔をしているものだから、京一は何事かと眉根を潜めた。
「あのさ、京一」
「あん?」
「………童貞って、やっぱり恥ずかしいの?」
ほんのり頬を赤らめて問う龍麻に、京一はぱちりと一度瞬いた。
「…………あー……っと………」
先ほどの自分の反応の所為だろうか。
そんな考えが生まれて、京一は当惑して頭を掻いた。
「いや、まぁ、その……いいんじゃねえか? 別に……そういう奴も、たまには…」
「でも京一、さっきびっくりしてたじゃないか」
「したけどよ、だからって悪いって訳じゃ」
詰め寄る龍麻に、京一はやばい何かマズったかと思いながら親友を宥める。
何故かこの龍麻という人物は、マリアや葵、小蒔、醍醐、遠野には何を言われても動じない癖に、京一の一言一句に過剰とも言える程の反応を示す時があるのだ。
どういう理由で龍麻が京一の言葉に反応するのか、京一にはよく判らない。
判らないが、普段は気をつけるつもりの全くない言葉選びを、龍麻相手には時々だが気にしなければならない事をすっかり失念していた。
「あのな、龍麻」
「やっぱり変なの? 興味がないと可笑しい?」
「いや、そうじゃねえって」
「醍醐君ももうしたのかな?」
「アイツのンな事までオレは知らねェよ」
「クラスの皆は?」
「そんな事興味ねぇっつの!」
「僕だけなのかな? だったら、やっぱり恥ずかしい?」
近付き過ぎだと言う程に近くにある龍麻の顔は、真剣そのもの。
これはどうやって宥めたものかと、京一は頭を悩ませた。
悩ませた、が。
もとより考えることは得意ではない。
あれやこれや考えて妥当な策を考えるよりは、極端と言われようと手っ取り早い解決策を見出す男である。
「あー煩ェッ! そんなに言うなら、今から行くぞ、龍麻ッ!」
安いアパートの壁など、間違いなく突き抜けてしまうだろう声を上げ、京一は龍麻を押し退かす。
声の大きさと気迫に負けてか、龍麻は目を丸くしてぽかんと京一を見た。
それに構わず、京一は学生鞄に入っている財布を掴み、龍麻の腕を引っ張り、立ち上がる。
「京一、何処に行くの?」
「その手の店に決まってんだろ!」
「なんで?」
「お前がやたら童貞を気にするからだろが!」
別段、童貞だからと言って何も悪い事はない。
バカにする連中がいる事は否定し切れないが、当人が気にしなければどうでもいい事だ。
それを、そんなに気になると言うのなら、さっさと捨ててしまえばいいのだ。
「……って事は、やっぱり恥ずかしいの?」
「誰もそうとは言ってねェ。でもお前が恥ずかしいって思うなら、とっとと捨てちまえばもう気にならねェだろ」
実に極端な解決策であった。
が、此処にそれをツッコむ人物はいない。
そう言われればそうなのかも、と納得しかかっている表情の龍麻に、京一もようやく沸騰した頭が落ち着いてきた。
「そーいう訳だから、今から行くぞ。財布持って来い、オレのだけで足りるか判んねェからな」
「……………」
「オレの知り合いが働いてる店があるから、其処にするぞ。あそこなら料金もそこそこ良心的だし…」
その知り合いの店に以前立ち寄ったのがいつであるのか、あまり記憶に残ってはいない。
いないが、京一自身の事は歌舞伎町界隈ではよく知れ渡っている。
此方が覚えていなくても、向こうが京一の事を覚えている可能性は高い。
忘れられていても料金的に問題がなければ、それで良い。
財布の中身はそれほど寒い事にはなっていなかったが、何せ店が店。
考えているよりも大なり小なり差額は生じるものである。
出来るだけ余裕があった方が良い。
龍麻も決して裕福な経済状況ではないが、二人分合わせればなんとかなるだろう、と京一は思っていた。
勝手知ったる態度で、京一は部屋の玄関に向かう。
――――いや、向かおうとした。
「………龍麻?」
親友の気配が追いかけて来ないことに、京一はどうかしたかと振り返る。
見れば龍麻は、京一が立ち上がらせた場所から動いていなかった。
俯き加減の顔は何処か曇りがちで、京一は自分は今度は何を失敗したのかと頭を捻る。
考えた所で判らないのは最初から感じていた(何せ龍麻のスイッチは不思議な所にあるのだ)から、京一は早々に考えるのを放棄した。
それよりも当人に聞いた方が、考えるよりずっと早いし確実だ。
「おい龍麻、どうした? 行きたくねェのか?」
商売女相手にするなんて、と言う人は少なくない。
水商売という職業を良く思っていない人間だって多い。
好きな相手以外としたくない――――と言う人間だって、勿論。
田舎暮らしの長かった龍麻が、そういう考えがあったって、何も不思議はない。
都会で生まれ育った人間の方が、ずっと奔放になるのだから。
此処で嫌がるようなら、童貞は気にする事はないからと言い含めるに留めよう。
嫌がる相手を無理に連れて行くのも忍びない。
履きかけていた靴をまた脱いで、京一は龍麻の立ち尽くす居間に戻った。
「行きたくねェなら別にいいんだぜ。その変わり、童貞だったらどうのってのは、もう気にすんじゃねェぞ」
「うーん………そういう事じゃ、ないんだけどね」
「あん?」
言葉を濁らせる龍麻に、京一は眉を潜める。
他人が見れば怒っているように見える表情だが、龍麻は平静としている。
京一の目付きが悪いのはいつもの事だし、不機嫌そうに見えるのも常の話。
今更一つ二つ不機嫌な顔をされたとて、気にする事ではないのである。
居間に戻った京一に、龍麻は一歩近付いた。
「京一」
「おう」
名を呼べば、なんとなく返事をするのが通例だった。
いつからそうなったのかは判らない、今では条件反射のようになっているけれど。
がしり、と強く肩を捕まれた。
「怖いんだ、京一」
―――――――怖い。
…………何が。
この場合、話の流れからして、風俗店に行く事か、初体験をするという事か―――とにかく、その辺りだろう。
あまりに真髄な目で見つめて呟いた龍麻に、京一は一瞬、呆気に取られた。
いつもふわふわとした笑みを浮かべて、掴み所のない雲のような男。
ふとした瞬間に謎のスイッチが入って、会話の前後関係なく意味不明な事を言うクラスメイト。
しかし敵意を持ってぶつかってきた相手には容赦しない。
仲間を、友達を傷つける相手ならば尚の事、遠慮なくその拳を叩き付ける親友。
鬼と初めて対峙した時でさえ、怯えもしなければ慄きもしなかった。
京一が唯一、背中を任せる事を赦した存在。
―――――そんな龍麻が、怖いと言う。
お前、怖いものなんてあったのか。
そんな台詞が喉まででかかった京一である。
「怖いって、お前……」
「だって初めてなんだよ。僕、そんな店だって行った事ないし」
「別にそんなに緊張するモンでもねェよ。向こうだってそういうの相手にする事はあるんだし、気にする事は」
「でも何かの拍子に傷付けたりしたら嫌だし……」
「だから、大丈夫だっての」
近くにある龍麻の表情は、眉尻が下がって不安そうに見える。
龍麻にしては珍しい表情だった。
つまり、それだけ怖いと言うことなのだろうか。
「初めての奴は大抵ヤリ方判らねェし、最初は向こうがちゃんと教えてくれるから、問題ねェよ」
「だけど………ほら…僕、力強いから……」
龍麻の言葉に、京一は、ああそれかと思い出す。
《力》に目覚めてか否か、龍麻の筋力は人並み以上に強い。
緊張のあまりに加減を忘れて、女性を傷つけてしまわないか心配なのだ。
龍麻が「怖い」と言うのは、恐らく殆ど、その危惧によるものなのだろう。
「……確かに、そりゃ……」
中々動じることのない龍麻でも、性行為となるとそうもいかないのか。
今から此処までナーバスになっていては、いざ初めて何が起こるか判ったものじゃない。
龍麻の力に耐えられるような強靭な構造をした人間は、そうそういないだろう。
女ともなれば尚更の事、鍛えていたってたかが知れている。
童貞のままだというのも気にかかるが、女を抱くのも怖い。
にっちもさっちも行かない龍麻の複雑な心境。
この話題を振ったのは龍麻だったが、此処まで話を広げてしまったのは京一の方だ。
話を放棄してしまう訳にも行かず、京一はどうしたもんかと頭を掻く。
すると、俯き加減だった龍麻が、意を決したような表情で顔を上げ、
「京一、練習させて」
あまりに真髄で真っ直ぐで、真面目に告げられた言葉。
意味を理解しないまま、おう、と反射で答えてしまいそうになった。
寸でのところでそれを飲み込んで、京一は思いっきり龍麻の頭を叩いてやった。
「痛い……」
「自業自得だ。フザケんな」
「…ふざけてないのに…」
だったら尚更、問題発言である。
練習させてくれと、龍麻ははっきり言った。
つまり京一の体で力の加減が出来るようになるまで、セックスのトレーニングをすると言う事だ。
無論、実施で。
京一が龍麻を殴るのも無理はない。
「なんだってオレがンな事されなきゃならねェんだよ」
「だって怖いし……」
「男同士でヤる方がよっぽど怖いだろうが」
しかも初めての相手が男で、クラスメイトで、親友だなんて。
笑い話にするにはあまりにもネタが複雑すぎるし、笑って済ませる話ではない。
少なくとも、京一にとっては。
親友の為なら多少の苦労は甘んじてやろうとは思うが、これは想定外の事だ。
龍麻が龍麻なりに必死なのは認めよう。
しかし、それによって自分が、よりにもよって処女喪失なんて冗談じゃない。
挿入ナシであるとしても、男に抱かれるなんて京一は絶対に御免だった。
が、龍麻も簡単には引き下がらなかった。
「だって京一、僕だってずっと童貞なんてイヤだよ!」
「だから、その手の店に行きゃ済む事なんだよ!」
「女の人に怪我とかさせたくないし」
「気にしすぎだ! そんなに気になるなら、マグロになってろ!」
「それはヤだ。僕だって男だし」
「…………」
龍麻の言葉は最もだ。
初体験だからと、されるがままになっているのは、やはり男としての矜持が許されない気がする。
相手の女は商売であるし、色々な男を相手にしているだろうから、今更気にする事はないかも知れないが、これは自身のプライドの問題であった。
拗ねた顔でまた俯いてしまった親友に、流石に今のは言い過ぎたか、と京一も思った。
思わず出てしまった言葉であったが、京一だって逆の立場なら嫌だと思う。
しゅんと落ち込んだ龍麻は、捨てられた仔犬を思わせる。
耳と尻尾があったら、ぺったり寝てしまっているのは間違いないだろう。
……別に、京一はそういう仔犬を拾ってしまうような性格では、ない、けれども。
――――――けれども。
次
初っ端チビ京だわ、中学生京一満載だわ、師匠出張るわでもう蓬莱寺一族祭り。
ありがとう!!!!
場面の半分ぐらいは≪拳武編≫第三話を主として使いまわしでしたが、上手くまとめられてると思います。
京一の過去が気になって仕方なかったので、京士浪も含めてワタクシ大フィーバーしてました。
ごっくんクラブも出張る出張る。京ちゃん愛な人達、大好きだ!!
如月、雨紋、六道の過去もちらりちらりと出てきましたが、全体の約2/3は京一祭り!
叫ばないようにして見てます。
始まりは父ちゃんが死んじゃった所から。
「父ちゃん!!」がドツボに嵌った私です。
京一、父ちゃんのお墓参り。
父ちゃんが死んじゃってあんなに荒れてしまうぐらい、京一にとって父ちゃんは大きな存在だったんだなぁ。
父ちゃんの事、大好きだったみたいで嬉しいです。
……父ちゃん、もっさり捏造してごめんなさい(今更…)。
OPが拳武編に戻っててちょっとびっくりしました。
やっぱり過去絡みの話だから、OPもこっちにしたのかな? 京士浪も父ちゃんのカットもあるし。
これはこれで好きだからいいやvv
歌舞伎町で木刀片手に駆けずり回るチビ京一。
あちこちで悪党(チンピラ)を倒しています。
凄いな……多分まだ小学生だと思うけど、それで大人相手に勝っちゃうなんて……
相手が京一の事を子供だと思って舐めてかかっても、中々出来ない事なんじゃ。
京一の父ちゃんは“歌舞伎町の用心棒”と呼ばれて有名だったらしい。
京一はそのまま、それを受け継いだのかぁ…。
雨の中、傘も差さずに歩いている京士浪。
……この人は何処で寝泊りしてんだろう。
ごっくんクラブにもいたみたいだけど、フラフラしてるようだし。
ま、この人が一所に留まらないのは、昔からだしなぁ。
≪拳武編≫の京一・京士浪の出会い。
此処の京一のアップ顔が大好きです。可愛い!!
京士浪は何を思って、子供が痛めつけられるのを見てたんだろう…
京士浪すげェ! 丸めた雑誌一個でチンピラあっさり伸しちゃいました。
流石は天下無双。
…丸めた雑誌の内容が気になるのは、とりあえず置いておこう。
京一、初めての桜ヶ丘中央病院。
「……妖怪…」の一言と、殴られるのが可愛くて大好きです。
この後、妖怪呼ばわりのお仕置きになんかされてたらいい(なんかってなんだ)。
続いて京一、初めてのオカマバー(笑)。
龍麻と言い京士浪と言い、何故最初にこういう濃ゆい所に連れて来るのだろうか……
キャメロン兄さんとサヨリ兄さん、初登場時のインパクト再来。
チビ京の「妖怪みたい」発言(実にストレート)にお怒り。
サヨリ兄さん、銅像は完璧なる鈍器です、凶器です(滝汗)!!
でも京士浪に獲物をすっぱり斬り捨てられる(京一の一瞬のキョトン顔が可愛い)。
≪拳武編≫第一話と一緒ですね、此処の京士浪と兄さんたちの遣り取り。
そして京士浪は「京サマ」らしいですよ。
京士浪と兄さん達の会話をバックに、アンジー兄さんのドアップ。
見慣れちゃったら普通にキレイな人だと思います、アンジー兄さん。
源氏名はフルでアンジョリーナと言うそうです。
京一、ちゃんと自己紹介します。
即行で「京ちゃん」呼びに決定です。
クネクネするアンジー兄さんに怯える姿、確かに可愛いっス!!
京一、泊まるとこ捜してるって……やっぱりもうこの頃から家に帰ってなかったのか。
これまでは何処か、高架下とかで過ごしてたとか……? ダメだって、変なオッサンに攫われるって!!
「だから、京ちゃん言うなって…」と半泣きになってんのが可愛いです。
強気な子が泣いちゃうとか、萌える…!
京一の修行。京士浪ってば遠慮ないね。
遠慮するような人でもないか。
…でも人目に着くんじゃないかい、その場所は……大丈夫なのか…?
中学生になって、益々荒れてる京一。
つか、ブレザー萌え……!
二代目“歌舞伎町の用心棒”はすっかり知れ渡られてます。
もともと剣の腕は良かっただろうし、京士浪に扱かれたらそりゃ最強の剣聖になるわな。
荒れに荒れている京一を、京士浪は憂う。でも言ってやるつもりはないんですね。
自分で気付かないと意味がない、と。
京士浪、スパルタだな……
京一は中学生の時に新宿三賢人を倒しちゃったんですね。
真神に入ってからかと思ってた……京一の≪用心棒≫としての知り合いって、皆結構付き合い長かったんだなー。
吾妻橋は流石にいなかったけど(あいつら幾つなんだろう…)。
どんなに強くなってみても、京一の中で父ちゃんの事はトラウマになってるようです。
一瞬のフラッシュバックに顔を曇らせます。
醍醐の中学時代。醍醐は京一とは正反対なんだなー。
京一はずっと一人で、醍醐は凶津や他の仲間達がいたんだな。
京一と京士浪の修行シーンが大好きです。
蓬莱寺一族が並んでるなんて、なんて豪華なんだ!
京一の「もう一本だ!」に溜め息の京士浪。
ちょっとイラっと来てるのかな、自分の弟子の荒れ具合に。
醍醐の話を聞いた京一、怖いと言うごっくんクラブの面々に、「俺が守ってやるっつーの」発言。
ちょっと嬉しそうな声でした。
照れ臭いけど、此処の人達の事は好きなんだなーと思いました。
中学生になってどんどん荒れて、目付きも悪くなってく京一。
友達なんていません、「気持ち悪ィ」とけんもほろろ。
ビッグママの心配にもツンケンします。
そんな所へ、醍醐の愚連隊が近くにいる事をアンジー兄さんが伝えに来ます。
一も二もなく、ケンカ売りに行きます。
小学生の頃は「悪い奴」を倒していってたのに、この頃はもう理由も大義名分もなく、ケンカに明け暮れてたようです。
「面白ェ」の顔、凶悪……でも好きです。
ギラギラしてる感じもイイ。
醍醐が来るまでに、他の愚連隊全員を伸した京一。
……やっぱ強いよな…
ケンカも途中から一方的な感じで、京一が醍醐を痛めつける展開に。
其処に京士浪が来て、アンジー達は「京ちゃんを止めて」。
そりゃ見てられないもの、小さい時から見てる子があんなに荒れてちゃ…
屈しない醍醐に、益々苛立つ京一。
結局、途中で放棄。
これが京士浪には逃げてるように見えたのかな。
アップの京士浪の目付きが怖い…!
京士浪から真剣を渡されて、おっかなびっくりな感じの京一。
小学生の頃から木刀振ってる京一だけど、直接的な刃物で人とケンカした事はなかったんじゃないかなぁ……と、勝手に想像しています。
師匠の「また逃げるのか?」の言葉に噛み付く京一。
京一、虚勢張る時は多弁になるようです。この辺りの京一、ずっと喋ってる。
真剣を使う京一に対して、師匠は太刀袋。
……≪外法編≫一話で京一が見せた太刀袋の使用は…師匠譲り……?
使えるモンはなんでも使うのが闘いだしね。
でも太刀袋で京一引っくり返すって、どんな腕持ってんだ京士浪…!
何度向かって行っても、掠りもしない事に悔しがる京一。
≪拳武編≫のカットです。
夜中から朝日が昇るまでずっとやってたのか……
ゲームでは“ケンカ別れ”でしたが、これはそんなレベルじゃないな……。
京士浪は何を思って、こんな時にいなくなっちゃったのかなぁ。
場面は変わって、九角の過去。
“まなぶ”の時は素直な子だったんだなぁ。いや、ずっと素直だったか。
母様が大好きで大好きで、奪われたのがショックだったんだ。
≪外法編≫で最後に夢であるとしても、手を繋げて良かった……
また変わって龍麻。
東京から飛び立った飛行機雲をのんびり眺め、「東京かぁ……遠いなぁ」。
この頃の龍麻は両親と一緒にいるけど、真神で出来たような友人関係はなかったんですね。
一人ぼっち……
……此処は何処なんだろう……そればっか気になってるι
葵と如月。
如月は中学生の時から変わりすぎですね(滝汗)。
≪外法編≫見てた頃は特に気にしなかったけど、今見てびっくり。
まだ純朴そうだ。いつからムッツリになっちゃったんだ。
姿を消した京士浪は、太刀袋だけを残していきました。
≪拳武編≫でアンジーが「京ちゃんがこれを置いて行く筈がない」って言ったのは、京士浪が唯一残したものだったからなんですね。
木刀は父ちゃんのものだとして、太刀袋は父ちゃんと京士浪どっちのだろーと思ってたのが、此処で解決。
修行に使っていた場所に、京一は太刀袋を捨てて行きます。
修行で手酷く扱かれても、荒れに荒れてる時でも、京一にとって京士浪って拠り所だったのかな。
父ちゃんが死んじゃってから、フラフラ彷徨ってた京一を拾ったのは京士浪で、憧れとかあったのかなぁ。
ただ確実なのは、京一は師匠が大好きって事ですね!(飛躍してます(構うもんか))
小蒔の中学時代。この子は本当に、普通の子だったんだなーと思います。
大会で少し話しただけの子の名前なんて(どうも学校違うようだし)、私も多分覚えていられない……
仕方ないけど、同時に悲しいですね。
小蒔の「ま、いっか」の台詞も。
嵯峨野と葵とチビ。
チビ可愛い。
中学生の頃の嵯峨野にとって、チビは本当に癒しだったんだなぁ。
アニメのアン子は中学時代も可愛い。
最新デジカメにはしゃいでます。
見たとこ、≪外法編≫一話でダメになっちゃったデジカメですね。
三年間も使ってたのかー、物持ち良いなぁ。
雨紋と亮一、六道、(多分)舞子、比良坂のカット。
骨董品店で織部姉妹。
女の子達は、普通に学生生活してたようです。男達大変だな……
祖父がいなくなった如月は、全てを一人で背負うことに。
……そういや、如月のじいちゃんはなんで急にいなくなったんだろう。
醍醐は≪拳武編≫第三話、父親を殺そうと日本刀を持ってます。
でもこの後、見ちゃうんだな……本当はずっと後悔してた父親の姿。
京士浪がいなくなって、ストッパーがなくなって、苛々して、益々荒れていく京一。
太刀袋は場所が判らないぐらいに、落ち葉に埋もれてしまいました。
“まなぶ”は志望校に合格、しかし合格したら母と一緒に暮らせる筈の夢は叶わなかった。
九角の母が死に、“まなぶ”が“九角天堂”の名を挙げる。
母の死で何もかも崩壊しちゃったんだな……
凶津が父親を殺害。誤解したまま、二人は離別。
≪拳武編≫最終話で醍醐が「許してくれッ…」って泣いてたの、凶津に届いたかな。
菩薩眼覚醒で醍醐の所に凶津が来てたし、救われたといいな……
だってじゃないと、凶津、救いのないまま死んじゃったことになるもん…!
京一はもう、誰でも構わず、気に入らなかったら叩きのめしていたようです。
師匠が突然消えたのがかなり堪えたみたい……
岩山先生は、京士浪の見る目を信じて、京一を信じます。
……此処のメーター振り切って荒れてる京一にトキメいちゃダメですか。
そして京一と葵が初対面。京ちゃん、目が死んでる……!!
京一シンパだからではないですが、やはりこの辺の葵の台詞、私は受け付けられません。
魔人の“美里葵”としては、このスタンスは外せないのだとは思いますが……
そして結構手が早いんだな、オイ! 見ず知らずの人間を遠慮なく引っぱたくか…!
≪外法編≫二話で京一が葵の事だけやけに気にしてたのは、こういう事があったからなのかな? 色々言われたし……
葵の言葉一つ一つが、この時の京一には全部イライラしただろうな。
葵の眼に、醍醐を思い出す京一。
気圧されて下がってしまいます。
うん、確信した。京一美里じゃなくて、美里京一(其処かよ)。
やっぱり菩薩眼は最恐か……
BGMにACID挿入歌。
やっぱり魔人の世界観はACIDですね。
雨の中をフラフラと彷徨う京一。
葵の言葉が心に引っ掛かってます。
其処に醍醐とバッタリ再会。
凶津が父親を殺し、醍醐も父親と上手く行っていなかった事を聞いた京一。
二人立ち尽くしてた時、京一は何考えてたのかな。
葵の事の後だし、ぐるぐる色々考えちゃってんのかな。
通り過ぎようとする醍醐に声をかけてみるも、言葉に詰まる京一。
ケンカ以外で、ごっくんクラブとかの一部の人達以外と話したのは、実は久しぶりとか…だったらいいな!
言葉に迷ううちに醍醐は行っちゃって、俯く京一が可愛いです。
落ち葉に埋もれた太刀袋を探す京一。
京一のこんな場面、成長した後じゃ見られないな。
落ち葉を掻き分けてる間の必死の顔がいい。
太刀袋を見つけて、涙が出て、声を上げて泣き出す京一。
父ちゃんが死んでから、京士浪がいなくなってから、京一って泣いたのこれが初めて…?
悲しむよりも先に「許せない」って怒りが沸いて、“歌舞伎町の用心棒”になって。
ずっとずっと堪えてたのかなぁ……
見守るごっくんクラブの人達。
まだまだ、これからも見守ってください。京ちゃんの巣立ちは、まだずっと先ですから。
時は流れて、真神学園の入学式。
醍醐と小蒔の出会いは、何回見てもいいなぁ。やっぱり二人はお似合いだ。
再会を純粋に喜ぶ葵に、京一「…こりゃ、なんかの冗談か?」。
確実に苦手意識が残ってますね……
京一、葵、小蒔、醍醐を写真に撮るアン子。
……一番勘がイイかも知れん、この子。
そして三年生の春、京一と龍麻の出逢い。このシーンは運命ですね!
やっぱ龍京は運命!!
京一の「気にいらねェ」はどんな意味があったのか、気になって仕方がない私です。
ラーメン屋で「君の刀は、僕の方を向いていなかった」。
京一は龍麻の向こう側に、誰を見てたのか。
やっぱり京士浪?
…龍麻、このシーンはひょっとして焼餅か……!?
最後は、ごっくんクラブで京一の寝顔。
京一にとって、此処は安心できる場所なんだなーと思いました。
でもって兄さん方に激しく同意! 可愛いッvvv
皆の過去にそれぞれリンクしているとは言え、フルで京一祭りで大フィーバー。
ごっくんクラブの兄さん達に京一がとっても愛されてるのが嬉しかった。
ラストはしっかり龍京だしv やっぱり京ちゃんは総受けですねvv
ありがとう!!!!(また言った)
崩壊した織部神社の鳥居の傍で、龍山と道心に詰め寄る雨紋と京一。
意外とこの二人のセット多いな……
噛み付く勢いの雨紋に対して、あくまで淡々とした表情の京一。
やっぱり髪が下りてから落ち着いたなぁ。
そしてひっそりと雨紋と京一の身長差に萌えてる自分がいます(身長差大好き(爆))…
東京のあちこちでは、レスキュー隊やボランティア活動をしている人達の姿が。
ごっくんクラブの人達は逞しいですね。でもって吾妻橋達はすっかり小間使い(笑)。
こいつら、“墨田の四天王”ってそれなりに実力あったんじゃないのか……?
京一のお陰ですっかりパシリが板についたのかねぇ、いいんでない♪
でもってやっぱり吾妻橋以外の四天王の名前が判らないι
アンジー兄さん無事で安心。
アンジー兄さんとキャメロン兄さんは凄いっスね…ι
この人達に抱き締められたら、背骨折られんじゃないのか。
アニメの京一って線細い感じがするから(鍛えちゃいると思うけど)、若干心配です。
「…バケモンだ」の一言には納得。でもそんな兄さん達が私は好きです。
「こんな時だからこそ、灯りが必要」「暖かい場所を提供したいだけよ」という言葉に、感動する吾妻橋。
でもお金取ると言われてショック。いや、本当に逞しい方々です……
真神学園は避難所として、子供達が元気に駆け回ってます。
やっぱり大人より子供の方が逞しいのかも。
無知、純粋ゆえの未来への希望ですね。
アン子は教室で卒業祭の準備。アニメでもゲームでも、アン子はこういうのをてきぱき指示してるイメージがあります。
新聞部であちこち駆けずり回って、顔広そうだし。融通利かせてもらえそう。
アフロのクラスメイトが久しぶりに登場で個人的に嬉しいです(コイツの名前が気になるッ)。
屋上では小蒔が物干し。
今までの険が抜けて、なんだか落ち着いた感じする。
家族、無事で良かったね。
家庭科室では醍醐が女子生徒ばかりの中に混じって料理。
此処まで都市が壊滅状況にあって、ガス復旧というのは本当に幸いだろうなぁ……
まだもうちょっと寒い時期だろうし。
目元の亀裂なんだろうと思ってたら、四神の力の反動だったんだ…
校庭の桜の下にいる葵。
……えええええ眼帯ー!?
見た瞬間はちょっと驚きましたが、菩薩眼の力も反動大きそうだしな…
回想シーンに入って柳生との最後の闘い。
もう他人が近寄れるような範疇じゃなかったのか……
京一の「龍麻ァ――――!!」に私は悶え死ねます。
マジで。
拳のぶつかり合いは龍麻の勝利。
黄龍の力と柳生の呪縛から解放された龍治を、「京一ィィ――――ッ!!」と京一へと放り投げる龍麻。
いやいやいや…! 迷わず京一かい! やっぱり信頼するのは京一なのね!
龍治を抱き止め、落下する京一を皆で受け止めます。
京一、姫!!
でも京一は龍麻しか見てないようで、「龍麻ッ!」と顔を上げる。
此処の顔が泣きそうに見えるのは、腐ったフィルターがかかってる所為なのか……ι
2ndOPのラストシーンはコレなんですね。
闇に消えていく瞬間の龍麻、寂しそうな、申し訳なさそうな顔です。
自分がこうすることは薄々感じていたのか?
ごめんもさよならも、ありがとうも言わないままのお別れになったんだなぁ。
京一にもなんにも言わず終いで……
あの瞬間、京一の顔を見てたんだと私は信じています(結局龍京)。
時間は戻って、葵のところに小蒔がやって来ます。
女の子二人だけの会話のシーンって、結構少なかったんじゃないか…?
小蒔は《拳武編》から醍醐の傍にずっとついてたし、アン子も一緒にいる事増えたし。
葵と小蒔の2ショットは久しぶり?
小蒔、アン子の家族と同じく、京一の家族も無事だったらしい。
……父ちゃん死んでるから、いるのは母親は間違いないとして……
漫画では姉貴がいる設定だったけど(サイトでもそんな勢いで書いてるけど)、実際どうなんだろう。
京一のバックボーン…アニメもゲームも描かれないままだ……もういいよ、捏造するから!(コラ)
葵の両親も「日本に戻って来て」…って、普段何処で何してる人達なんですか…!
金持ちの家ってよく判らんなぁ…
「卒業祭、楽しみね」の葵の台詞に、ちょっと不思議そうな顔の小蒔。
きょとん顔の小蒔は可愛いので好きです。でもすぐにノって「頑張らなきゃ」。
激戦から混乱から、少しずつ落ち着いてきた学園に、お別れが近付いてきて、名残惜しくなってる小蒔。
この辺の会話、女の子同士って感じがします。
京一は振り返らずに突っ走って行きそう……
小蒔の「本当に終わったのかなぁ…」っていうのは、漠然とした不安から?
誰かに気休めでもいいから、何か言って欲しかったのか。
桜ヶ丘中央病院も無事だった様子。
怪我人を励ます舞子と、診療する岩山先生。
外で怪我人を探す嵯峨野は、嘗て自分を苛めていた人達を見つける。
ちょっと驚いた顔してるのは、いたのがこの人達だからか、苦しむ様子に重症だと思ったからか……。
あれだけの事されたんだし、放っておくとかしても無理ない気もするけど、すぐに診断。
自分では無理なので、岩山先生の所に運ぶことに。
「ありがとう」と繰り返すのが耳に残るなぁ。
治ったら、「ごめん」かな? 今度はちゃんとやり直せるといいね。
如月は龍脈の乱れを鎮めた後、自分の骨董品店へ。
如月家としての使命を全うできず(菩薩眼の事かな)、今尚、言いつけに背こうとする如月。
“如月翡翠”として、護りたいものがある。
一幕で葵を殺していたら、こうはならなかっただろうな。
京一のお陰vv(またフィルターが)
アランはホームレスの人達の所へ身を置くことに。
ミソスープ……具はなんですか…ちょっと怖いが、食べてみたい……?
四神としての力の反動の影響は、アランにも巣食っています。
…如月は結構ケロッとしてましたけど…?
コニーは逞しくラーメン屋を再会。ボランティアですね。
コニー、マリィの事「お嬢」って呼んでたのか……
マリィは目が見えなくなってたのか? 他の四神に比べてダメージ大きい……。
ジルが無理矢理力を引き出したのもあるだろうし、一番よく力を使ってたのはマリィだし……
躯も小さいから、負担が大きかったのかな。
マリィは龍麻と幸せになってほしかったのに!
でもって京一と龍麻の取り合いして欲しかったのにぃいぃ(泣)!!
せめて幸せな夢を見続けて欲しいです……
小蒔はあちこち回って、卒業祭に出席できる人の確認をしているようです。
醍醐の父親は、まだ見付からず。
心配そうな小蒔に「俺なら大丈夫」と醍醐。
次の避難所で働かせてもらうつもりの小蒔に、醍醐も一緒に行く事に。
「うん、おいで!」の小蒔が嬉しそうで可愛い。
醍醐もようやく、「料理人になりたい」という自分の夢を小蒔に言えましたね。
醍醐と小蒔はやっぱお似合いだ。
四ツ木と御厨は、崩壊した東京の中で二人ぼんやり。
「もういいって、兄貴は言ってた……」って、菩薩眼覚醒の時のかな。
兄を失って苦しむ弟に、傍で見ていた兄もやっぱり苦しかったのかなぁ……
御厨も、それを中々止める事が出来なくて……
復讐したい気持ちはきっとまだ消えないだろうけど、もうあんな無茶はしてくれるなよ、頼むから…
アン子、闘いの前に撮った写真を消すか消すまいかで悩みまくる。
想いを伝えるつもりはないみたいだけに、残しておきたいだろうなー、コレ。
可愛いなぁ。
やっぱり京アンはプラトニックでお願いします。
寧ろ兄妹で。
犬神先生、ウサギ達のお墓を作ってます。
マリア先生、無事で良かった。
生徒達の事を時に憎たらしいと思いながらも、やっぱり可愛いと思ってくれて嬉しかった。
騙し続けて、死んでしまった生徒達には、もう謝る事も出来ないけど、許されるのなら一緒にいたい。
…良かった、ゲームでは死んじゃったから……(手を掴んだら普通助かるだろうよォォォ!!)
犬神先生は、これからも見守り続けていく。
約束っていうのは、やっぱり時諏佐としたんだなぁ。
…ゲームで外法やってないとよく判らんのではι
マリアを呼ぶ生徒達、卒業祭についての打ち合わせ。
「生徒達が呼んでますよ、……先生」って言う犬神先生、男前ー!
桜ヶ丘中央病院で、昔の岩山先生と犬神先生の写真を見ている舞子。
押しが強そうですね、若い岩山先生……
犬神先生と腕組んで写真撮るぐらいだから、それぐらいの押しは必要かι
落ち着いてくると、復興に尽力する人もいれば、見えない未来に絶望する人も増えてくる。
そんな不安を、話をする事で取り除けるなら、休んでなんかいられない舞子。
岩山先生も、患者さんが一人でもいる限り、休まない。
医者の鑑。
嵯峨野と舞子は、今の距離が丁度いいんじゃないかなーとか思ったり。
いい雰囲気だなぁと思った途端、岩山先生のご登場で(笑)。
先生からして、嵯峨野は「1/4人前のタダ飯食らい」らしい……。
前回の事考えたら、ちょっとは見直されたのか??(どうだろー(笑))
拳武館の面々、館長「今度こそ最後だ」って、これで解散…?
雨紋に惚れちゃった子、羅刹って言うのか。
壬生は女心はよく判らんらしい(笑)。
「恋する乙女は美しい、ってね」という八剣に、壬生がキョトン顔。…ちょっと龍麻と似てる?
壬生はお母さんの事しか考えてなかったぽいしなー。アニメの壬生は恋愛経験なさそうだ。
「初心」と言われるわ、笑われるわ。
龍麻の事を聞かれて、目を逸らす館長。
…それどういう意味!?
雨紋と羅刹。
東京が壊滅しなかったら、やっぱ二人でバンドしてたのか……?
亮一、焼餅しそうだ……
雨紋も龍麻を探しに行ったのか? 羅刹は待つつもりみたい。
「そのうち帰って来れるだろ」に笑う羅刹、いい女だな。
織部姉妹、龍山、道心。
………此処は何処??
龍山は織部姉妹を《宿星》の下、使命を全うする為に育てたことに罪悪感があったらしい。
「呪った事だろう…」という言葉に、織部姉妹の「よしてください」「ンな事考えたことねーよ」がイイですね。
「恋の一つもしたいであろう」という龍山に、笑う二人と道心が可愛い。
道心も可愛いよ、ココ。顔覗き込んでる辺りが!
そんでもって雛乃が恋した人って誰だ!? 如月か…!? フラグ立ちそうなのは如月くらいでは……
ラジオで結構な目に合わせてる気がしますが(笑)。
青空の下、建てられた墓の前に立つ葵。
OPにあったシーンですね。
此処、葵が龍麻の居場所を薄らと感じたんだと思ったんだけど、違うのかな…?
黄龍覚醒した龍麻、異界で柳生との闘いは続いているようです。
白髪金瞳に瞳孔開いてる…! キュン……(ときめいた!)!!
桜の下の京一。
「足手まといか……判っちゃいるが―――」
行くつもりなんですね! 龍麻の所へ!
じっとしてらんないんだよね!
今までだって、いなくなったら誰より何より探し出して、最初に見つけたもんね!
今回だって自分がいかなきゃ!
「龍麻の居場所が判った」
――――毎回思うが、どうやって!?
やっぱりなんか特別な何かがあるのかな。
でも東京都内だけじゃなく、中国まで離れても判るものなのか。
凄い愛だ…
京一の「俺が行く」がドツボです! 迷いもなく、躊躇いもなく、「俺が龍麻を見つけて来る」!!
一緒に行くという葵に駄目だという京一。
葵はもう闘う力を持ってなかったんですね。
菩薩眼の力も失われたのかな?
だとしたら、最初の頃の時より尚更、連れては行けない。
でも言えば傷付くだろうから、誰もそれを言わないようにしてたんだな…。
それは優しさでもあるけど、葵にとっては残酷な優しさだったんだな。
闘う力はない。
護りたくても護れない。
でも圧し掛かってくるものがある。
でも引っぱたくとは思わんかったー!
オイオイ、以外と手ェ早いな…! 前に小蒔もビンタしただろう(しかも往復で)…!
そして京一は自分を守ってくれるものだと……け、決定事項だったの…? タダでは転ばないな、菩薩眼……
泣きじゃくる葵に、「じゃあ……もうやめな」という京一。
《拳武編》にもあった、京一の優しい声。
いい声だー、川鍋さーん!
誰かを守らなきゃと自分を追い詰めることはないし、
助けて欲しかったら助けてと叫べばいいし、誰もそれを責めることはない。
背負ってた重いものは、下ろしてもいいんだって事ですか。
「そうだよな、もうういいよな。お前、頑張ったもんな……」
「もう……十分だ」
此処のアニキ、男前……!
でもってやっぱり、小蒔→京一で葵→京一なのか? モテモテだな、アニメの京一。
でも京一は龍麻しか追っかけないのね!
そして京一は、太刀袋を預けて出発。
でも京一、あれを置いてくなんて有り得ないんだよな……。
預けるってことは返して貰いに帰って来るんだろうけど、反面、戻らない覚悟なのかな……。
「またな!」って言ったけど、何処まで本気なんだろう。
如月と京一が合流。
「足引っ張んなよ、ムッツリ野郎」
「そっちこそ……単細胞」
おおおおお、如京――――!!
今まで特に触れてませんでしたが、勿論如京も好きですよー!!
見送るのは、犬神先生。
咲いては散るを繰り返す、人間の歴史と校庭の桜を見続けてきた犬神。
「散るなよ、お前たちは」にじ〜んと来てる視聴者が此処に一人。
生き延びた龍治は、最後まで自分の本当の姿を両親に見せられなかった事を悔やむ。
龍麻の起こした奇跡は此処にも在ったんだなぁ。
今度は笑えるといいね。
卒業祭、桜の下でマリアが卒業生の名前を呼びます。
見付からなかった生徒の名前も、きっと全部読み上げていったんだろうな。
卒業式の観覧には、避難していた人と保護者以外に、ごっくんクラブと墨田の四天王の顔ぶれが。
泣いてます、皆。
京ちゃん、この人達には言って行ったのかなぁ?
京一は既に中国に行っていて、不在のまま。
龍麻の名には葵、京一の名にはアン子が返事をしました。
皆それぞれ泣きそう…。
京一は中国の何処にいるんだ……また木の上です。
「あんにゃろう…一体何処まで…」って一緒に行った如月の事?
ちょっと聞き込んでくる、とか言って、お前は迷子になりそうだから待ってろって言われたとか。
それともやっぱり、龍麻? どっちでもイイ!!
ふっと目を開けた京一。
枯れていた筈の木に桜が咲き誇り、舞い散る花弁の中で佇む龍麻を見つける。
「京一」
「―――……龍麻……」
…………名前呼びッ!!
画面が戻って荒涼とした景色。
笑って「そうかい」って、判ったのか?
場所が判ったのか?
ただの幻じゃないよね!?
「しゃあねェなぁ」って小さく笑う瞬間、OPのカットですね!
この笑顔好きーvvv
「待ってろ、ねぼすけ。今オレが叩き起こしに行ってやっからな」
龍京ごちそうさまでしたッッッ!!!
如月の「護りたいもの」って実は京一だったりとかしませんか。
一人で中国に行かせたら何仕出かすか判んないし、何処でどうなっちゃうのか判んないし、
だから自分も一緒に行こうと思ったとか、ないですか。駄目ですか。
アン子→京一で、小蒔→京一で、葵→京一で、如月→京一(腐女子フィルター)で、龍京!!
でもって、小蒔は醍醐とお幸せにv
次週は番外編ですねー。
誰の話なんだろう。
……京梧出てくれないかな。
所で、墨田の四天王の名前、吾妻橋・押上(多分)・キノコとあったんですけど……
一人は喋ってなかったから仕方ないとして、キノコって、キノコって…!
大きいのが押上で、小さい怒髪天がキノコか?
東京崩壊ですよ…!
六道死んじゃった……。
ホームレスの皆と出逢って、彼女は彼女なりに楽しかったんだろうなぁ。
《力》を手に入れる前がどうだったのかは描かれないままだったけど、記憶がないのも、
何もかもありのまま受け入れてくれるホームレスの人々やアランの底抜けの明るさは、彼女にとって救いだったのかなぁ。
アランはどうやら、事の次第は全て把握しているようですね。
アニメ後半で既に弥勒なんかと接触してたような事言われてたし。
で、あえてそれを言わずに、龍麻の近くにそれとなくいたんだな。
…ごっくんクラブでバイトしたりとか。
小蒔の取り乱しは当然ですね。他の皆はスゲー冷静だ……
織部姉妹は龍山から色々教えられてそうだし、覚悟はあったかも知れないけど、
醍醐や葵はびっくりするほど落ち着いてんな…
京一が瓦礫の上に座ってるーv このポーズ好きだ。
そして京一冷静だな、リュウジの様子まで見てたんだ。
どうやら既に時期は年末だった模様。
クリスマスから年末…一週間足らずだったのか……。
更にその一週間ぐらい前に拳武館と衝突してたんだなぁ。
………やべェ、うちのサイトの小説どうしよう(滝汗)。いや、所詮は二次創作の妄想ですから……
前半の殆どは《黄龍の器》についての説明。
斜め聞きしてます(コラコラコラ)。
柳生を斃す事が出来るのは、《陽の黄龍の器》である龍麻と、共に戦う宿星の者達のみ。
……と、龍山が言う所で、京一ピンのカットが映されます。美人ーvv(オイ)
場面が切り替わって、これは桜ヶ丘かな?
御厨さんは一命を取り留めた模様。四ツ木が傍でうたた寝してます。
良かった、御厨さん死んでなくて……これでこの人まで死んじゃったら、四ツ木がどうなるか判ったもんじゃない…
マリア先生も、危険な状態ではあるけど、治療できたようです。
先週のあれ見たらもう心配で…!
ゲームでは最終的に帰らぬ人になってしまった彼女、アニメでは皆と一緒に新年、新学期を迎えて欲しいです。
京一と龍麻の補習して、そんで龍麻の頭ハタけばいい。
《器》として覚醒した龍治を取り込む柳生。
ナイスミドル(ナイス?)柳生は此処まででした。
決戦の地は、霊峰・富士。
ゲームでの龍命の塔がコレなのですね。
龍命の塔の話、ゲームじゃ斜め聞きしてましたが(コラー!(だって難しいんだもん))。
皆何処に集まってんだろうと思ってたら、真神学園だったんですね。
あちこち地割れやガラスが散乱してたりはするものの、基本的には無事。
小蒔がいたのは、弓道部の部室かな。
家族が生きている事を願って、闘うことを決意。醍醐も殉じます。
世界の為とかそういう大きな事じゃなく、目の前の護りたいものを護るために闘うんだなぁ、この二人は。
体育館で龍麻に甘えるマリィ。こういう子っているなぁ、おマセさん。
いや、年齢的には皆とそう変わりないんだとは思いますが(ゲームでも17歳だったし)。
マリィの新婚計画は、彼女の中で順調に育っているようです(笑)。
ほっぺ赤いの可愛いな。嬉しいんだろうなぁ。
龍麻と目があって、笑顔の葵。
すんません、葵の笑顔が怖い……(滝汗)!
これでもかっていう見事な笑顔ですが、帰って怖い…!
微笑みぐらいなら見慣れてたんだけどなぁ……なんか黒いものが滲んだように見えるのは、気の所為かしらι
体育館には如月、雨紋、織部姉妹と皆集まってます。
織部姉妹はなんの祈願ですかね。おまじない?
嵯峨野(ホントにこいつは敵キャラの中では格別の扱いだな)と舞子は、仲良しです。
可愛いなぁ、アニメのこの二人。是非、二人一緒に霊場巡りして下さい。
《力》を持つメンバーが集まった中で、アン子だけは《力》を持たないんですよね。
こんな状態になったら、色々歯痒い思いもあるだろうなぁ。
体育館の外で京一と龍山・道心。
真神学園が無事だったのは、犬神のお陰。
犬神は旧校舎を見上げてました。
ゲームでもアニメでも、犬神はじっと見守り続けていたんですね。
如月が来て、17年前に柳生を完全に封じる事が出来なかったのは何故か、という問い。
答えは、「全ての者が揃わなかった」。
しんみりと答えを聞かされた後、京一は「ジイさん達は休んでな」「正直足手まといなんだよ」。
京一の「足手まとい」は巻き込みたくない、という台詞の裏返しなのかな。
《外法編》以来、久しぶりの台詞です。
そっぽ向くのは照れ隠しvv
17年前でも今回でも、若い子ばかりが、老いぼれの自分達を置いて死地に出向くのは、道心にとって酷く悔しいことなんだろうな。
自分達の半分の生きていない高校生達が、順番すっ飛ばして死んじゃうなんて考えたくないよなぁ。
ヘリコプターが来ました。
…思いっきり軍事用の輸送用ヘリだと思うのですけど、何処まで通じてるんですかアンタ方……!!
龍麻に延々と新婚生活の予定について語ってるマリィ。
湯沸かし器や暖房はいらないようです(笑)。
でもコックピットの横にコニーさんが乗ってるのを見て、やっぱりお世話になってる(従えてるような気もするが(汗))からか、マリィびっくり。
コニーさんグーサイン出してます。
あの店のラーメンはまた食べれるよ、京ちゃん♪
拳武館再来! っつー訳で八京だーvv
「お久しぶり、京ちゃん」「京ちゃん言うな」
……あー好きだなー二人のコレ。
京一の「京ちゃん言うな」は最早挨拶代わりですな…
雨紋と女の子はそこそこ仲良くやってる模様(笑)。
この件が片付いたら、一緒にバンドやってたりとかすればいい!
皆それぞれ新しい武器を手に入れたけど、京一は……いつもの木刀?
でも父ちゃんの形見の木刀は八剣に真っ二つにされて、あれから持ってたのは京一が自分で彫った木刀(多分)で。
手に馴染んだものが一番だろうし、京一の装備は変化なしかな?
でも柄頭のとこちゃんとしてある…?
アン子が走ってきて、太刀袋を預ける京一。
帰ってくるから「預かっててくれや」なんですね。
じわっと泣きそうなアン子が可愛いです。
……所で、「写真、いい?」って……全員集合写真じゃなくて? ひっそり京アンなんですか?
兄妹みたいな感じなら好きです(いらん告白)。
ヘリに乗って皆出発。
Bパートでいきなり地脈の力に引き摺り込まれてるヘリ。
ヘリの中で龍麻と京一が隣り合わせなのにニヤリ。
龍麻にしがみついてるマリィも可愛い。
戦闘モード突入前の集合絵。
龍麻が中心で、京一はその一歩前。
いいな、この位置! 進撃に突貫してる感じが好き。
柳生若返った…! 龍治を凶悪面にした感じ(どんなだ)。
先ずは全員で方陣技。
……この方陣技なんだ…? 急急如律令ってあったっけ…。
京一が手剣を作ってるのが格好いい(小さくて見えづらいけど…!)。
でも九角の時みたいに、木刀を地面に突き立てるのも好きだ。要は京一ならなんでも好きなんだ!
しかし早九字で跳ね返されます。
これ、ラスボスの特権だよね。
前振りなしで超強力技。弱い技でもダメージマックス。
柳生の挑発に乗ってしまう拳武館。オイオイ…いいのか!
乗らない壬生と八剣はやっぱ別格?
誰がどれやらいまいちあやふやにしか覚えてないんですが(汗)、一瞬で殺される拳武館の人々。
雨紋の彼女(もう決定かぃ)だけは無事でした。
庇った雨紋の「護る為に…闘う!」……最初の頃、九角に復讐することだけを考えていた彼とは、一皮剥けてますね。
あの時は状況が状況でしたけど。
第二陣に龍麻&京一、壬生&八剣。
表裏と剣聖!
ここのカメラカット早過ぎる……! スピーディで格好いいんですが、目が廻ります。
壬生をふっ飛ばし、八剣の鬼剄もかわした柳生。
避けられたのは初めてなのか、驚く八剣。
龍麻がやられて、最後に京一。しかし蹴り一発。
壬生の足ー! 八剣の腕ー!! いや、ホントに問答無用すぎるよ、柳生ー!!
龍麻と京一で同時攻撃。
しかし、柳生の攻撃と同時に音楽ストップ。
ま、また派手に流血……!
京一、八剣の時もそうだったけど、ホントよく失血死しないな……。
京一って、やられた時によく「うそっ」て言うなぁ……緊迫シーンなのに笑ってしまった…可愛くて!
マリィが襲い掛かるも、攻撃は届かず。
つか、「ロリコンジジィ」って……
第三陣に遠方から小蒔&雛乃。
起き上がった京一、最初の第一声が「龍麻…!」。
ホント、ホント名前呼び勘弁して…ツボるから……!!
醍醐の攻撃を避けた所に、嵯峨野と舞子が術で力封じ。
小蒔&雛乃、雨紋&拳武の子、如月、雪乃&葵。
皆の台詞を繋げ合わせると、これも方陣技?
しかし、全部取り込まれて跳ね返される。
…ゲームでもこれキツかった! うっかり間違えて入力したりして(ドジ)、死にかけたりとかしてました。
でもホントにこんな技使われたらどうにもならんよ…!
最前衛組、意外とケロっとしてるね(滝汗)。
色々致命的なダメージだったと思うんですがι
霊峰だから回復力も早いってことで(?)
技が跳ね返ってくることに対して、京一「山彦野郎」。
よくあだ名つけるなぁ、アニメの京一。
未だに雨紋も「カミナリ野郎」で如月も多分「ムッツリ」なんだろうな……。
龍麻の事も最初の衝突がなかったら「転校生」とか呼んでたかも(それは九龍だ)。
でもちゃんと見抜いてる京一、凄い。
左目を封じる為に、龍麻の声を龍治に届ける為、京一は嵯峨野にもう一度心の中に入る《力》を促させます。
でもあの力、やっぱり岩山から禁止されてるようです。
負担もあるし、人の心の中なんて見ていいモンじゃないしね……
しかし他に方法もないので、一言謝って力を使う嵯峨野。
どうにか心に届けることは成功するも、響いてはいない様子。
棒立ち状態で龍麻に揺すられてる柳生に笑ってしまったとか言いません(言ってる)。
その隙に京一が目を封じようとするも、直前で弾かれる。
柳生の台詞の其処此処に外法帖の気配がしますねー。
でもこれ、アニメから入った人はあまり判らないんじゃ……
吹き飛ばした柳生を、雨紋が捕獲。
雨紋「道連れだ!!」って、自爆技でもする気だったの……!?
龍麻の一撃に昏倒しかかった柳生に、京一が再度飛び掛る。
木刀で左目貫いてます。痛い痛い痛い!
でもそれより「俺も……一緒だぁああ――――ッッ!!!」の方が万倍萌えました!
《外法編》でも二人は一緒だったねーv もう龍京! 龍京!!
はじけ飛ばされた龍麻と京一。
岩をずり落ちる京一に「い、色っぽい…」とか思ってました(オーイ!)。
そんな暇ないのにね!
突き刺さった木刀に絶命する京一。
龍麻、名前連呼です。
もうこいつら…! 何かっつーとお互いの事しか見えてねぇのか!!
龍麻の「京一ぃぃ――――!!」にエフェクトまでかかってる辺り、愛を感じずにはいられない…!
呆然として座り込んでる龍麻。
葵や小蒔、醍醐達がやられても闘ってたのに、京一がやられると茫然自失。
萌えずにいられん…!
その隙に飛んできた柳生の刀を、アランが吹き飛ばします。
銃は持ってないのかな、このアラン。
風を操るのがアランの《力》?
青龍・アランの到着で四神がようやく揃いました。
ゲームの通り、白虎・醍醐、玄武・如月、朱雀・マリィ。
アランの登場がなかったら真神メンバーで四神になったのかもなぁ。
アニメから入った人はアランの登場が意味判らなかったんじゃないだろうか…
BGMに[0:00 A.M.]。
格好良いなー! 歌無しバージョン。
黄龍覚醒、四神変生。
同じく陰の四神も表れ、うっかり怪獣大戦争……!?
しかし金色の空が晴れて、四神が消滅。
龍麻は痣のある左手を切り落とされてました。また痛ェ!!
一度画面がブラックアウト。
龍麻の「約束…したんだ」という台詞と同時に、京一のカットに変わります。
良かった、生きてた…! つーかこれ、生き返ったんですね。
黄龍の力に促されたのかな、まだ菩薩眼じゃないよな。
菩薩眼覚醒で「立ちなさい!!」……怖ッ(滝汗)!!
でもようやく菩薩眼が役に立った訳ですね。
死んだ人々の姿が皆の前に。
雨紋には亮一、醍醐には凶津、舞子と嵯峨野の前にはチビ。
小蒔には《外法編》第八夜に登場した女の子。
京一には父ちゃん! わー一番びっくりした!! だって回想シーンで出てきただけだもの、この人…!
京一にとって大きな人だったようで、安心です(捏造しちゃったけど!)。
一人ヘリの近くで待機のコニー。誰か傍にいてあげようよι
岩山先生のカットで、比良坂の姿がふわり。
御厨、四ツ木の元には兄貴が。
マリア先生は……あれは両親かな?
岩の下敷きになったアンジーを助けようと必死になっている吾妻橋達とビッグママ。
急に岩が浮いてびっくり。東新宿の三賢人でした。
この辺はアニキ繋がりなんですね。
光をぼんやり見上げるホームレスの人達の傍らに佇む、六道。
《外法編》第一夜で登場した上荻の元には、魍魎鬼の餌食となり死んでしまった彼女・裕子が姿を現す。
皆それぞれ繋がってるんだねー……
そして龍麻の前には、比良坂。
《外法編》では中々笑えなかったこの子の笑顔、可愛いです。
緋紗代も結構好きですよ。プラトニックな感じで。
そして九角も登場。
「皆を護るんだろ?」って九角が言うのがなんだか不思議。
最後に鬼となってしまった彼を望むままに葬ってやったのは龍麻と京一で……彼も救われてたのならいいな。
最後。
龍麻「護る為に」
四神「護る為に!」
女性陣「護る為に!」
他(略すなよ)「護る為に!」
拳武館「闘う!!」
京一「行くぜェ!!!」
…………京一に全て持っていかれました。
でもって最後に遠目に見てたのは誰だろう。玄麻かなぁ…?
八剣→京一で、アン子→京一で、龍京でした(えー)。
京一はモテるねぇ。
ごっくんクラブの人達にも愛されてるし、吾妻橋達も京一の事好きだし、三賢人も京一を慕ってたんだよなぁ。
ホント色んな人に好かれる。モテモテですね!
ひょっとしたらゲームの京一よりモテてるかも(半分以上男ですけど。つーか極一部除いて全部男(笑))。
龍麻と京一のお互いの名前呼びの度、悶えまくってます。
単純に名前呼びの関係が好きなのです。
“京ちゃん”も好きですが。
サイトで書いてる八剣→京一←龍麻の時間軸、完全にこの時期を無視してますね……
《拳武編》が12月半ばで渦王須事件の約一週間前、渦王須事件がクリスマス、そしてこれが年末大晦日……。
そんでもサイトの小説は続けますよ。お構いナシで。だってまだ学校行ってるもん。冬休みまだの状態だもの。もうしっちゃかめっちゃか(笑)。
てゆか、八剣がごっくんクラブに転がり込んでる時点でしっちゃかめっちゃかですね(爆)。