例えば過ぎる時間をただ一時でも止められたら。 忍者ブログ
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第八夜【滅日】





マリアの過去がぼんやり。
彼女の過去ははっきり描かれるのでしょうか?



龍治は家には戻らず、織部神社にいたのかぁ……。
両親は龍治に関してどうなってるのかな。
喜名魔人では、学校の籍も人々の記憶からも抜け落ちた感じだったけど…やっぱりアニメでもそうなのかなぁ。
学校にはあれから行ってないようだけど、誰も龍治の事気に止めてないのかな。モデルの彼女も。

アニメの織部姉妹、二人とも巫女姿がよく似合ってて可愛い。
特に雪乃はゲームとは容姿もかなり変わってて、なんか改めて新鮮味を感じるなぁ。


龍麻が龍治を迎えに来て、先ずはごっくんクラブ。
……なんで一番最初に濃ゆいトコ連れてったんだ、龍麻……

京一は相変わらず愛されてるなぁv
ゲームの京一はこういう人達から逃げ回りそう(笑)だけど、アニメの京一は強かですね。
三日置きの間隔でお世話になってるようで。…来る度にあんな抱擁されとんのかいね。いいね(笑)。
ところでサヨリ兄さん、アンタ何処触っとんのですか(滝汗)! 見切れた下半身の方ちょっとでいいから映してくれー!!

アン子に、アランも再登場。
「独占スクープ! 真神の問題児の私生活密着24時!」って、是非ともその記事下さいアン子さん!

龍麻は本当に“お姉さん”だと思ってたのかι?
でも京一は“兄さん”って呼んでるしな……ノリかな、やっぱり。
そんでもってアランはお兄さん達にまたボコボコに(爆笑)。


マリィはすっかりコニーを従えてますね(笑)。強いな、この子。でもいるよな、こんなマセてる子。可愛い。
苺ラーメン、龍麻の為に作ったのかな……苺もラーメンも俺は好きだが、あんまり食いたくないぞ、この取り合わせ……
ピンクいラーメン初めて見た…

京一vsマリィの図に、京一の焼餅を感じましたよ!
二人とも龍麻の事大好きだなぁv
なんだかんだで京一はマリィを殴ったりとか出来ないと思うので、軍配はマリィかなー。


吾妻橋ひいて墨田の四天王も再登場で嬉しいです。
京一は遠巻きに眺めてただけですが。
龍麻、すっかり賭博師が板についたな……
引っ繰り返ってジタバタしてる彼等が可愛い。

所で、吾妻橋以外の四天王の名前ってどうなってんだろねぇ。
外法編チェック入れてみるか……。




学校でマリアと犬神の遣り取り。
この心配はどういう方向への心配か……
アニメのマリアは、生徒達の事どう思ってるのかな。可愛がってくれてたら、やっぱり嬉しい。




龍麻の考えを図ろうとする龍治だけど、龍麻はずっと「…別に」。
時々苦しそうな顔をする龍麻を、京一はずっと見てます。

何を考えているのかいまいち判然としなくても、京一は龍麻の意志に任せるらしい。
龍治が何かしても、龍麻が龍治を憎んでも、自分が見張っているから、って。
醍醐や小薪は、龍麻の考えが判らなくて苛立ったりしてるのに、京一はずっとクールに構えてます。

一瞬不穏な気配になった龍麻に、紙屑ぶつけて知らん振り。
愛を感じました、此処。


四ツ木の所へ。
……死体安置所ってそんな簡単に入っていいのか(汗)。
でもコイツのトコだしな…普通の警察署とかじゃないだろうし。

龍治の台詞に噛み付きかけた京一に、龍麻が「京一」って名前を呼んだ時、わーこの遣り取り久しぶりー! とか思ってました。
外法編ではよくあったこの会話、大好きです。
つーかお互いの名前呼びが単に私のツボなだけか。

四ツ木の言葉に龍治が顔を顰めたけど、この時既に綻びはあったのかな?



織部神社に居候が増えた模様(笑)。如月、肩身狭そー……
ラジオドラマで薄々感じていましたが、やっぱ如月は織部姉妹には勝てないんだな。
楢崎のじいちゃんも好き勝手してるように見えて、しっかり操縦の仕方を握られてるようです。
このじいちゃんも大好きだー。

でもって時々雛乃が黒い…!


龍麻は、龍治を両親の殺害現場へ。よく連れて行けたなぁと思います。
この場所は、龍麻にとっても避けたい場所なんじゃないかな……
血は綺麗に拭い取られたようだけど、地面のチョークは消えてないし、それがなくてもこの場所は……
ふんわりした顔してたけど、何考えてたんだろう。

楢崎と龍山が“龍麻と龍治が似ている”と言ったのは、根っこは同じ、って事なのかな?
ぱっと見た瞬間に判ることじゃない、もっと深い部分の事か。
このじいちゃん達の会話はいちいち難しい……

龍麻が月で、龍治が太陽。
アニメの龍麻は、確かにそんな感じするかも。
暗闇の中で、ほんのり灯りを照らすような。

壁や扉に落書きされてたあの家、何処だったんだ…?(思い出せない)




夜の真神学園にて、マリアと御厨の対峙。
あのでっかい銃、何処に……警察官でも持つもんじゃないよなぁ……
四ツ木は問答無用で発砲。

瀕死のマリアに、犬神が乱入。
……この人、前にも血塗れの京一助けたんだよな……なんだかんだで放って置かないんだな。
こっそり犬神×京一に萌えてたとか言いませんよ(←言いやがった)。

犬神は何処まで事情に精通してるのかな?

ひょっとしたら四ツ木は、龍麻が辿るかも知れなかったもう一つの道なのかも知れないな。
復讐心のみで生きているような。目の前で家族が化け物に豹変したりしたら、なぁ……
でも御厨まで死んでしまって、彼は今後、どうするのか……支えが全部なくなってしまったんじゃないかなぁ…




宿星が降る中で、龍麻は待たせていた龍治のもとへ。
遠巻きに京一達も見守ってます。
OPの宿星が降るシーンは此処かな?

龍麻が好きな苺牛乳は、お母さんに作ってもらった苺牛乳。
愛情いっぱいの、お母さんの作った苺で作られる苺牛乳が好きだったんだなぁ……。
「龍治君にも、飲ませてあげたかったな」って笑顔が、切ない……もう飲めないんだなぁ……

苺牛乳を投げつけたり、声を荒げたり。
初めて感情を吐露した龍治に、龍麻はちょっと嬉しそう。
「今度は、笑わせてあげるね」って笑顔が暖かいです。
また京一も一緒に、あちこち回るのかな。見て見たいけど…今後の展開からして…無理っぽいな……


そんな時に途端に宿星が急激に回りだします。
アランが「この胎動はいけない…!」って、コイツも何処まで知ってんだ!?
犬神が始めて焦った表情。マリアはどうなってんだー!

柳生宗嵩がついに目の前に。






って所で次回ってコノヤロー!!!!









とりあえず、一番嬉しかった事。


ごっくんクラブ再来ーvvv
大好きです、この方々。

拳武編ではあれだけ出張ってたのに、宿星編に入ってから吾妻橋も出てこなかったので、
ひょっとしてこのまま出番ナシかと思ってただけに嬉しかったです。
更には初っ端から飛ばしてるので尚嬉しい。

八剣→京一←龍麻の小説でこの面々を書いてるので、再登場&龍麻の呼び方判明(苺ちゃんて…)は個人的に幸いでした。



今回は京一がずっと龍麻を見てて、ごっくんクラブ&墨田の四天王が出てきたのでウキウキしてました。

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第七夜【渦王須】




前回龍麻が作った雪だるま。
これを見る度に切なくなる……

両親への手紙を読んでる龍麻、“苺ありがとう。明日、すぐ皆に食べてもらうね”が可愛いです。
アニメの龍麻はちょこちょこ可愛い。
でも一緒に流れる絵が……殺害現場とか…。
“その時は、前に話したラーメン屋さんに案内します”って、コニーさんとこだよね。
両親と皆と一緒に行くの、楽しみにしてたんだろうなぁ……

フラフラ歩いて行く龍麻の靴、泥で汚れてる……。
京一と殴りあう前もそうだけど、一体どれだけ歩き回ったんだろ…。


もうもうもう龍治がッ…! どうしたらいいですか、コイツ…!

でもって柳生。
コイツはいつになったら龍麻達の前に現れるんだろう。
んでもって、柳生の存在は周りから認識されてるんだろうか?





OP映像はやっぱり京一にニヤニヤ。
ホント、龍麻がいなくなったりしない事を祈る…!





小薪は普通の女の子っぽいのがいいですね。
ショックを受けた時の反応とか、妙に達観してない所が好き。

京一は絶対片足曲げて座るんだな……。
如月と京一が並ぶショットはひょっとして久しぶり?
拳武編から此処まで、二人が並んでるカットはあまりなかったような気がする。

やっぱり京一は龍麻のことをよく見てるようで、異変にも敏感。
いつも傍にいたから、些細な変化も見抜けるのかな(龍京フィルター。)。
殴り合った理由、「そいつを吐き出させちまえば…」と言った瞬間、やっぱあの時葵が止めなきゃあ……とか思ってしまった…。
あそこで止めるのが、葵というキャラクターの性質なんでしょうけど……
後は、男女の感覚の相違だろうな、コレ。

醍醐が自分が変生した時と、今の龍麻がそれと同じなのでは、と呟く。
これは醍醐じゃないと判んないよなぁ……どれぐらい恐ろしいことなのかとか…

如月は龍麻の宿星について、何処まで気付いてるんだろ。
自分が玄武であるとか、知ってるのかな?

如月が喋ってる間、京一がずっと黙ったままなのが気になる…。
前は何かっつーと噛み付く感じだったのに、やっぱり髪が下りてから落ち着いたなあ。
でも、何考えてるんだろ。龍麻の事だとは思いますが。

皆の言葉にすぐに同意の言葉が出ない小薪、色々複雑なんだろうな。
龍麻のことも心配だけど、家族のことも心配。
こうしている間にも、自分の家族にも何か起きてるのかも……って。
だったら、家族の傍にいたいよな……



フラフラ歩き回る龍麻、此処は墓地……?
《力》が暴走しつつある様子。

今回の龍麻、叫んで呻いてばっかりだったな…苦しそう……



龍麻を探して走り回る、醍醐と小薪。
「繰り返させたくないんです」と言う醍醐は、自分自身が殺してしまった重みを抱えてるんだなぁ。

でも小薪の「だって殺されたんだよ!?」という言葉は、自分だって同じ事をされたら、って思うんだろうな。
きっと同じぐらいショックで、殺した人を恨むんだろうなって。
大切なものを奪われたら、そんな風に思うのも当然の事だろうし。

醍醐の拳が突然痛み出す。
カットが変わってアラン、マリィ、如月……。
アランは本当、何処で龍麻と絡むんだろう。
マリィは逞しいなー、コニーさん頑張れー(笑)。




龍治はホントにどうしたらいいですか……。顔はいいのに、こいつ……!
この子見てると、色々と複雑な心境になりますよ。




走り回る京一。
宿星編に入ってから、この子ずっと走りっぱなしでは……
OPから前回から、龍麻ばっかり追い駆けてます。

「龍麻、違うだろ…お前の拳は……」
……剣武編のラスト、壬生との会話ですね。
あの距離でよく聞こえたな、お前(笑)。
やっぱり愛か(行き着くのは其処)!

葵は何処をどう探してるんだろう。
でもってあの不良達は一体なんだろうι
フード被った奴がいたから、そいつだけ着目しとけばいいのかしら。

アン子と嵯峨野。それぞれの手掛かりを追っかけてます。

小薪は家族に電話。やっぱり傍にいたいんだな……
立ち尽くして「だって殺されたんだよ…」と呟くのが重みがあるなぁ…。



鑑識の兄ちゃん、四ツ木だっけ(ちゃんと確認してなかった)。
この人と御厨は、なんで《人ならざる者》を追い駆けてるのか…そろそろ明かされるのかな?


学校は龍麻の事で持ちきり。
でも犬神はいつも通り。

……御厨が学校にいたってことも気になるが、それよりもこのモブ!
犬神に職員室行きを促したこの先生、何処かの誰かを模してるとしか思えないんですがー!?
遊んでますか、アニメスタッフ…ι
そっちに気取られて、犬神の台詞どころじゃなかったよ!




ゴミ捨て場に埋もれてる龍麻、此処で一晩明かしたの?

ホームレスの爺さん、《外法編》第一話からちょくちょく出てくるなぁ。
ブレイクダンスとかしてて結構好きだったんですが(こっそりと)、「俺が禍王須だよォ」の台詞はびっくりした。

この辺り、龍麻が幻でも見てるのかと思ったけど、やっぱり龍治が何かしてるんだよな、これ……。
でも龍麻、電柱壊したらあかん……!!


醍醐の心の傷と、小薪の不安と……煽るやり方がエグい…!
街の人間丸々操ってるんだな、これって。葵の幼少時代のトラウマについては、もうないのかな?
あの子誰だったんだろ…

京一はやっぱり落ち着いてます。
「隠れんぼか? ガキの遊びじゃあるまいし」って本当クール……。
「緋勇はもう駄目だよ」にも特に反応せず。
アニメの京一は周囲からの反応には至ってドライなんだな。
でも「いっそ君の手で」「その方が楽だよ」って、薄ら京一が考えてる事なのか?
だからこんな台詞が出てきたのかな。それはそれで凄い愛だ(待て待て待て)。


アン子と嵯峨野が魅入られてる……!
岩山先生ー! 急患ー!!(こっちもパニくってきてる)


如月骨董品店に操られた人々の襲撃。
燃やされたし……! 如月は無事だとは思いますけど。




龍麻は両親の殺害現場へ。

壁を打ち殴っていた所に、禍王須に操られた嵯峨野が登場。
嵯峨野の顔、初めて登場した時と同じ顔だ……
普段の龍麻だったら嵯峨野の異変に気付いて心配したりするんだろうけど……そんな余裕ないからなぁ……


街中禍王須に操られてる模様。
燃えた骨董品店に来た消防隊員達は動きもせず。

一般人たちに周囲を完全にブロックされて、何処かに連れて行かれる京一達。
一般人相手に《力》使ってぶっ飛ばす訳にも行かないし……ゲームではよくぶっ飛ばしたけどね(爆)。

連れて行かされた教会前で、操られたアン子が登場。
怖いな、このアン子の顔……!


教会内には嵯峨野と龍麻。
龍麻が現れて、皆が「緋勇!」「緋勇君!」な中で、一人「龍麻!」って呼ぶ京一に萌!(真面目なシーン)
「俺の声が聞こえるか!?」って……「俺」限定ですか。みんなの声じゃなくて、「俺」ですか!
……細かいところに萌えてすんません(だって今回、シリアス過ぎて…)

場違いな位に明るく龍治が現れる。
龍治の台詞が本当に「カラッポ」って感じがします。
空虚過ぎて怖いくらい。そして悲しいくらいに。
てゆーかお前、もう女と寝たのか…! 可愛い顔して、そっちにびっくりだ!

龍麻が一番「生きてる」って感じるぐらい楽しそうだったのは、真神に来て自分の居場所が判ったからかな。
それまで避けられたり、遠くにしかなかった“友達”っていう存在が、自分の傍に在るようになったから。
京一みたいに、ぶつかって来てくれる人がいたから。
嬉しかったんだろうな……


京一がもう「こっちへ来い!」「戻って来い!」って言うのが必死で可愛い(真面目なシーンだって!)。
こんな奴の近くになんかいさせられるか! って感じで。

龍治の言葉に小薪がキレるのも当然。
小薪は本当に家族を大事にしてるだろうしな……。
「もういいよ!」って、「殺したいと思っているなら、我慢しなくていい」って事か。
こういう感情を押さえ込むのも辛いし…、それで龍麻が楽になるなら、それも仕方がない。
そして何より、小薪にとっては家族に危険を及ぼすような奴を野放しには出来なかっただろうな。
「緋勇君がやらないなら、僕があいつを殺してやる!!」って台詞が出てくるのも無理はない。
だって大事な家族の事なんだから。

……でもってまさか、往復ビンタとは思わなかった……
葵はゲームでもアニメでも、「死ぬ」「殺す」事について一貫して「良くない事」だと思ってるみたいだな。
拳武編でも壬生への台詞がそうだった。
……こういう所が苦手なんだ、葵は……

本気でケンカを始めた二人を、京一が強引に止めて、龍麻に向かって「まだ起きねぇのか!」。
日常で寝惚けてマリア先生にどつかれるって、よくあった事なんだな。
早くそんな日常に戻って欲しい……。京一と二人で一緒に補習受けてればいいよ。

「いつかの勝負」って、出逢った時の奴かな?
お互い寸止めで、引き分けになって、二人が仲良くなった切っ掛け。
龍麻が嬉しいと思った、京一との衝突……いつか決着つけるつもりだったのか、京一。
修行中に京一の一発が龍麻に当たったみたいですが(笑)、本気の勝負はあれ以来していないって事か。


やっぱり私、京一の「龍麻ァ!!」が好きです。



一瞬でも龍治を殺そうと思ったのも、無理ないわ。
だって龍麻だって人間だもん。奪われたら憎むよ。

この時の龍治の顔は、何を思ってのものだったんだろう。
なんかちょっとだけ寂しそうな……でも、そんなになっても怖くもなんともないのか。
逆にそれが余計に虚しかったのかな。


振り下ろさんばかりの龍麻に、京一の絶叫。


龍麻の幼少時代は可愛い。
可愛いんだけど、今となっては切ない……優しい言葉をくれた両親は、もういないんだな……

優しい言葉をくれた両親、温もりをくれた両親。
大切だった人達を奪った奴の事は憎いけど、あの人達は、きっとこんな事を望んでない……。
辛いね、此処……。

龍麻が泣いた時、「やっと泣いた…」と思いました。
吐き出すことしなさそうだもん、この子……。





全部シリアスで、一回目見てる時は萌えどころじゃなかった…。
しかし二回も見てられん……。

STATUS : Enchanting 4













――――――この想いの、行き着く先は
























【STATUS : Enchanting 4】



























場所は、龍麻が一人暮らしをしているアパート。
其処で参加者二名限りの、ささやかな酒盛りが催されていた。






最初はビールに始まり、途中から日本酒や焼酎に切り替えて、最終的には酔い潰れて落ちる。
それが毎回のパターンだ。
その隣で、龍麻はマイペースに飲んでいた。

今日もいい具合に酔いが回ってハイになっている京一の、纏まりのない話を、ちびりちびりとビールを飲みながら聞いていた。







「っはー……」






一通り好きに喋って、好きに飲んで。
そこそこスッキリしたのだろう、京一はばたっと畳の上に大の字に寝転がった。
周りには空の缶ビールが散乱し、京一は足元にあったそれを蹴飛ばした。
文句も注意もせず、龍麻はそれを集め、邪魔にならない場所に押しやる。


のびのびと四肢を伸ばした京一の顔は、ほんのりと朱色に染まっている。
アルコールの助けにあって夢見心地になっているのだろう。

それが、例え酒気を帯びてあるものだとしても、ようやく見慣れた相棒の表情になった事に、龍麻は安堵した。







「気分良さそうだね、京一」
「おーよ。おめーも飲んでっかァ?」
「うん」
「そーか。へへっ」






此処に小薪か醍醐がいたら、締りの無い顔だと言うのだろう。
だがそれは今の龍麻も同じ事。
へらりと笑う京一に釣られたように、龍麻からも笑みが零れた。



――――――結局、学校にいる間中、京一は疲れた顔をしていた。

帰宅中の足取りも何処か覚束無いもので、途中擦れ違った吾妻橋達からは怒涛の心配ラッシュを食らった。
特に吾妻橋は、数日前の拳武館の一件もあって、京一の傷の具合を心配し、桜ヶ丘中央病院に引っ張っていこうとした程だ。
それを見た同じ帰路にいた葵、小薪、終いには遠野も加わって、後少しで本当に連れて行かれる所だった。
京一が頑としてあそこだけは嫌だと抵抗したので、未遂に終わったが。


龍麻の家に来てからも、しばらくはぐったりと座り込んで動かなかった。
適当に作った炒め物と白米と味噌汁、簡素な夕食を終えた頃、ようやく京一の気力は復帰し、
最後にアルコールで発破をかけて、現在に至る。







「あー……暑ィなあ」
「アルコールだからね」
「んー……」







火照った京一の頬に、手を当てる。






「お前、手ェ冷てえな」
「そうかな」
「んー…」






自分の体温が高いか低いかなんて、龍麻は考えたことがない。
両親の手はとても温かかったけれど、自分の温度とそれを比べたことは無かった。

京一に言われて、今初めて、そうか自分は冷たいのか――――と思った。






「なーに残念そうな顔してやがんだ、お前」
「え?」






触れる龍麻の頬に、猫のように京一が擦り寄って、呟く。
その言葉に、龍麻はきょとんとして京一を見下ろした。








「知らねェか? 手が冷たい奴ってのは、心があったけェんだとよ」








言って、京一は気持ち良さそうに目を細める。
アルコールの熱と、触れる龍麻の手のひらの冷たさと、相反する二つに酔いながら。






「……なんか、京一らしくない台詞だね」
「そうか? ま、そうかもなァ。酔ってんのかもなァ」
「酔ってるよ」






顔が赤いし、語尾が伸びてるし、奇妙なことを言い出すし。
常ならば、そんなものは思い込みだとか屁理屈だとか、厳しく言い捨てるだろうに。
何かと、人に嫌われることばかりしてみせる天邪鬼な性格だから。

それでも、根本はやっぱり、優しいのだろう。
恥も外聞もアルコールの所為にしてかなぐり捨てて、こんな言葉を口にする事もあるように。




だから、好きなんだ。




自分の言った事に後になって可笑しさを感じたのか、笑い出した京一の頬を突く。
くすぐったいから止めろ、と言いながら、京一は決して龍麻の手を振り払わなかった。







「酔ってねーよ」
「酔ってるよ」
「酔ってねぇって」







否定する京一の言葉に、同じ数だけ酔ってる、と返す。


それほどアルコールに強くもない癖に。
缶を開けるなり一気に飲み干したりなんかするから、こんな風に早くに酔いが回るのだ。
その後も自分のペースを無視してヤケクソのように飲んでいた。

それで酔わない訳がない。

龍麻だって今日の京一のペースに合わしていたら、程無く潰れてしまうだろう。
今もまだ素面を保っているのは、認識している自分の許容範囲とペースで飲んでいるからに過ぎない。







「もう。酔ってるって」
「お前の方が酔ってんだろ」
「僕は酔ってないよ」







そんなに飲んでないし――――という言葉は飲み込んだ。
言ったら最後、無理矢理飲まされるに決まっている。
……前科アリだ。


いつもならばそろそろ潰れる頃合なのだが、今日の京一はまだ眠りそうにない。
先程の自分の台詞も完全にツボに入ったようで、声を上げて笑い出した。

あまり遅くまで騒いでいると、隣家の住人に怒られてしまう。







「まぁ、どっちにしてもさ。そろそろお開きね」
「あぁ? ケチぃ事言うなよ」
「ケチで言ってるんじゃないよ」







京一の枕元にあった瓶を退かせると、京一の手がそれを追い駆ける。
起き上がる気はないようで、龍麻が瓶を遠退かせると、拗ねた顔をしてその手は床に落ちた。






「僕、布団敷いておくから、京一はシャワー浴びてきなよ」
「あー……? 面倒くせェ……」
「もう……ほら、シャツ脱いで。ばんざーい」
「…………自分で脱ぐ…………」






シャツに手をかけた時、京一はようやく起き上がる。

一人暮らしの龍麻の安アパートの部屋に、脱衣スペースなんて設けられていない。
のろのろと緩慢に、京一は赤いシャツを脱ぎ捨てる――――龍麻の目の前で。






(…………信用してくれてる、って言うか)






その様子を横目に、京一のシャツと学校指定のズボン、意外に可愛いパンダ柄のパンツを回収して、
シャツとパンツは自分のアンダーシャツも含めて、洗濯機に放り入れる。
学ランは二人とも酒の匂いが染み付いているので、後で消臭剤をかけておく事にする。


酒が回った覚束無い足取りで、京一は風呂へと向かう。
時々壁にでもぶつかったか、穏やかでない音がしたが、最終的には風呂のドアが開く音が聞こえた。







(うーん)







これは、日頃考えていることだけれど。
幾らなんでも、信用しすぎと言うか。

正直言って、逆に龍麻にとっては辛い状況だったりする。


龍麻が京一に想いを寄せるようになったのは、それ程昔の話ではない。
かと言って、昨日や今日なのかと言われると、もっとずっと前の話になる。
いつから――――と言われると、龍麻自身、明確にはっきりとした事は判らなかった。

気付いた時には好きになっていて、気付いた時にはそれを受け入れていて。
いつも隣で太陽のように輝いている彼に、すっかり骨抜きにされていたのが現実。



だから、泊まりに来てくれるのは嬉しいし、無防備な姿を見せてくれるのは信頼の証なのだとは思う。





―――――けれど。









(それってつまり……僕の事、ちっとも意識してないって事なんだなぁ…)









京一にとって、龍麻が傍にいるのは当たり前のこと。
龍麻が自分の傍にいるのも、ごくごく不思議な事ではなく、普遍的なもの。
出会ってから半年が経ち、今更気にするような事ではないのだ。

京一から龍麻に向かう感情のベクトルは、何処までも“親友”に向けるものであって、それ以上にはならない。


言葉なくても分かり合える関係と言うのは、龍麻にとってとても大切なものではあるけれど。




嫌われることはない。
このまま、ずっと“親友”でいれば。

何があっても、京一は龍麻を追い駆けて来てくれるだろう。





でも、それでは物足りない。










(どうすれば―――――――)











――――――ゴッ!!










………穏やかではない、硬い音がして、龍麻の思考は現実に返った。

まさか、と思って振り返るが、その先には誰もいない。
自分のと京一の学ランをハンガーにかけて、風呂に急ぐ。






「京一ッ」





中にいるであろう人物に、予告をする間も惜しんでドアを開ける。


京一は、一人分がようやくという風呂場の中でタイルの上に座り込んでいた。
ぶつけたのだろう、赤くなった額を抑えながら。






「………っつー………」
「京一、大丈夫?」






服が濡れるのも構わず、風呂場に入って京一に手を貸す。
温まって余計に酔いが回ったのか、京一の目はぼんやりとしていた。

濡れた髪の毛先から、透明な雫がぽたぽたと流れ落ちる。








(う゛)







いつも鋭い眼光が、今だけは虚ろ。
気持ち寄りかかっている体はアルコールと湯で火照り、ほんのりと色付いて。



じっと見つめる龍麻の視線に気付いて、京一が顔を上げる。







「あ……? …どした、龍麻……」
「えッ…あ、いや別に」






脳裏を過ぎった不埒な考えを振り払って、龍麻は京一の腕を取って立ち上がらせる。






「そんなに酔ってたんなら、シャワーもしない方が良かったかな。足滑ったんだろ」
「違ぇよ……眠かっただけだ………」
「昼間もあんなに寝たのに」
「……仕方ねェだろ、昨日寝れなかったんだから……」






そう言う京一の意識は、もう殆ど途切れ気味になっているらしい。
ぼんやりしているのは逆上せかけているのもあるだろうが、それよりも睡眠不足。
学校で寝てばかりいたのも、疲弊していた表情も、全てはそれが原因。

昨日は気の知れた人達の所に泊まったのではなかったのか。


うとうとと目を細める京一の身体を簡単に拭いてやり、寝巻きにシャツと下着を着せる。
自分とそう変わらない体躯を軽々と抱え上げると、龍麻は先に強いていた布団の上に京一を下ろした。







「寝れなかったって、昨日はごっくんクラブに行ったんじゃなかったの?」







吾妻橋の所ならば、寝不足になるのも判らないでもない。
舎弟を連れて一晩あちこち練り歩いて、時にはケンカ、時には博打に興じる事は多いようで、翌日寝不足―――なんて事も珍しくない。


しかし、昨日はごっくんクラブに行くと言って、帰り道は歌舞伎町の方へ向かうのを、龍麻は見送った。
その後京一が何処に行くかは京一の好きにされるから、本当に行ったのかどうかは、龍麻には判らない。

けれども、あそこは京一が随分長い間世話になっている場所だ。
割合、頻繁に利用している。
其処を拠り所にしている人達に、京一はとても愛されていて、過剰な愛の表現も、京一は嫌っていない。




他の所に行ったのかと問うと、京一はいいや、と小さく返した。







「行ったぜェ……飯も其処で喰ったし……」
「それで、なんで寝不足? お兄さん達と一晩話してたとか?」
「……寝れる状況じゃなかったんだよ……」







うとうと眠そうに目を擦り、京一は欠伸を漏らす。
龍麻が話しかけなければ、程無く眠りの淵に落ちるだろう。

寝落ちかけている京一の頬を突くと、うーと愚図るように京一は龍麻の手を払おうとする。
猫のような仕種に、龍麻は小さく笑っていた。



が、次の瞬間、爆弾を落とされる。
















「あの野郎が……寝込み襲って来やがるから…………」
















―――――――――なんだって?



思わず問い返した龍麻だったが、その言葉が出るまで、約30秒。
その間に、京一はすっかり夢の世界の住人になっていた。















黒龍麻で書こうと思ってたのに、意外に純情になってしまいました。
次回からガッツリ黒くして行きます(爆)。

青空世界 携帯




空と空の間で、
キミという“太陽”の傍にいるという、幸せ。




拍手御礼で書いた【ほのぼの10のお題(6.この青空に包まれて)】から、水溜りで遊ぶ京一。
思わず「此処は何処だ」と言いたくなるよな背景ですが(滝汗)、真神学園校舎の屋上です。

サイト開設からCG塗りばかりアップしてましたが、竜徒は基本はコピック塗りです。


最初は髪の毛下りてたんだけど、遊びだすのはこっちの方かなーと。

青空世界






空と空の間で、


キミという“太陽”の傍にいるという、幸せ。





拍手御礼で書いた【ほのぼの10のお題(6.この青空に包まれて)】から、水溜りで遊ぶ京一。
思わず「此処は何処だ」と言いたくなるよな背景ですが(滝汗)、真神学園校舎の屋上です。

真ん中にキャラクターがポツンといて、後は背景、という絵が好きです。
エアでぶしゅーっと空を塗り潰すのとか大好きです。
水を書くのも好きです。中々上手いこと行きませんけど。


サイト開設からCG塗りばかりアップしてましたが、竜徒は基本はコピック塗りです。







京一のアップ。




最初は髪の毛下りてたんだけど、遊びだすのはこっちの方かなーと。