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乾いた喉を潤す水分。
それがただの水であれ、甘いジュースであれ、炭酸であれ、美味い事に変わりはない。
ついでに腹が満たされれば文句なしなのだが、流石に其処まで言うのは高望みだ。
精々、水っ腹にならない程度が良い所だろう。
開けたばかりの缶ジュースを一気に煽れば、あっという間に半分まで減った。
学校に置いてある自販機は安くて学生に優しいのだが、量で言うと物足りない。
250mlなんて瞬く間になくなってしまうのだ。
値段は今のままで量だけ増えねェかな――――なんて都合の良いことを考える。
後半分はちびりちびり飲みながら、京一は季節の移ろう空を見上げる。
「……あー……喉痛ェ」
呟いたのは誰に対してでもなく、ただの愚痴。
けれども意外とお喋りが好きな――本人は聞いているだけだが――親友が、ひょいっと視界に入ってきて、
「あれだけ大声出したんだから、当たり前だよ」
「……仕方ねェだろ、ムカついたんだから」
龍麻が言うのは、先ほどの休憩時間での出来事。
醍醐と京一が珍しく互いに声を荒げるほどのケンカをしたのだ。
発端が何であったか、京一も龍麻も覚えてはいないが、お互い譲れない事でぶつかったのは確かだ。
最初は単なる意見の食い違いであっただけなのに、何処でどう発展したのやら。
気付いた時にはあと少しで殴り合いになるところだった。
チャイムが鳴って、京一の腕を龍麻が掴んで問答無用に教室を出たから、未遂に済んだ。
そのまま龍麻は京一を引き摺って屋上に出て、醍醐は教室に残った――――今頃は真面目に授業を受けているに違いない。
醍醐とケンカをしたのなんて、どれ位振りだろうかと京一は考える。
出会いこそ温和なものではなかったが、それなりに長い付き合いで、それなりの距離があった。
それが急激に縮まったのが今年の春からで、以来、時折考えの相違でぶつかる事も見られるようになった。
……それでも、あそこまで派手に言い合いをしたのは、随分久しぶりだったと思う。
それでも、少しは落ち着いた。
散々怒鳴り散らしたお陰だろうか。
声を荒げている最中は腹が立つばかりだったのに、時間を置いたら頭が冷えた。
一度沸点に達して上がりきってしまえば、後は下りていくばかりだ。
飲んでいる冷たいジュースも要因の一端かと思いつつ、空を眺めていたら、龍麻がしみじみと呟いた。
「京一って、よく怒るねぇ」
その呟きにそうか? と言えば、そうだよ、と返された。
「怒るって言うか、叫ぶって言うか……大きい声出すよね」
「……そんなに出してたか?」
「だと思うよ。僕はね」
龍麻の言葉に、ふーん、と京一はさほど興味なく漏らす。
――――確かに、よく怒鳴るかも知れない。
最初の頃は葵に対してもよく声を荒げたし、小薪にも悪辣な言葉で詰った事がある。
醍醐に対しては付き合いも長いから遠慮をする事がない。
龍麻に対してだって、気に入らないことがあれば京一は真正面から声を荒げる事があった。
言われて見れば、思い当たる節がかなりの数になっている。
それじゃあ喉も枯れる筈だと、京一は熱の引いた喉を擦りながら思った。
それから、そんなに怒鳴る友人と一緒にいながら、いつも静かな親友に気付き。
「お前は静かだよな」
「そう?」
「だろ。ンなので疲れねェのか?」
「怒鳴る方が疲れると思うけど…」
「そういう事じゃなくてだな」
龍麻の呟きは最もと言えば最もだ。
怒っているのに怒鳴れば尚更腹が立つし、怒鳴られてもやっぱり腹は立つ。
深呼吸一つすれば落ち着くものも、ささくれ立って棘だらけになってしまう。
退くに退けない状態になって、心身共に疲れてしまうのは当然。
だが京一が言いたいのは、そういう事ではなくて。
「お前だって、ムカつく事はあるだろ。喚きたい時だってあんだろ。そんな時でも、お前はへらへら笑って受け流すのか?」
発露する事で正常値に戻る、という事だってある。
京一はそういうタイプで、自覚もあるし、ずっとそうして来た。
腹が立てば怒鳴り、悔しければ喚き―――みっともない事もあるけれど―――、そうして、自分を本来の軸に戻す。
追い付かなくて荒れに荒れた時期もあるけれど、あの時散々荒れたから、今はそれなりに落ち着いている。
ならば、この親友はどうだろう、と時々思う事があるのだ。
誰に何を言われても、笑顔で受け流すのが常であるのは、何故なのか。
京一の問いに、龍麻は首を傾けて、困ったように笑う。
返事に詰まると、龍麻は大抵この顔だ。
なんだかそれが腹立たしくて、京一は龍麻の頬を抓ってやった。
「きょーいち、いたい……」
「当たり前だ、痛くしてんだから」
これで痛くないとか抜かしたら、殴る。
直接的な制裁を口にした京一に、龍麻は勘弁してよ、と笑った。
やっぱりそれが腹が立って、結局――加減はしたけど――握った拳で龍麻の頭を殴ってやった。
怒鳴って、
喚いて、
泣いて、
喉が枯れて。
――――――その後笑うことが出来たら、きっと。
黙って飲み込んでたら、いつか壊れてしまうかも知れない。
だから偶には、泣いて喚いて、吐き出して。
第二幕《宿星編》に繋がったりとかね。したりして。
「眠ィ」
言うなり、体重を預けられて、龍麻は固まった。
赤茶色の髪の毛先が首元に当たって、くすぐったい。
それを言おうと頭を動かそうとすると、連動する筋肉と骨も動いて、京一が不満げに唸った。
「……動くなよ、龍麻……」
声は既にまどろみの中に身体半分漬け込んだようなものになっていた。
「動くなって言われても……急になんなの、京一」
「何もクソも言ったろ、眠ィんだよ」
突然の行動の発端を尋ねてみれば、端的かつ何よりも判り易い答え。
眠い、彼は確かにそう言った。
それは限りなく、現在の京一の状態の真実に近しいのだろう。
屋上の陽射しは柔らかく暖かで、吹き抜ける風は心地良く、ぽかぽかとした陽気は学生達の眠気を誘う。
連日深夜の街に繰り出して、温和でない部活動(言うと京一は違うと反論するが)のお陰で、龍麻達は慢性的に寝不足気味で、そんな状態でこの気候に当てられたとなれば、寝るなと言うのが無理な話であった。
「…で、僕に寄りかかってどうするの?」
「どーもこーも……」
喋る事すら面倒臭くなってきているらしく、京一の声はいつもの覇気がない。
ちらりと顔を見遣ってみれば、丁度欠伸を噛み殺している所だった。
いつも強気で鋭い光を放つ眦に、うっすらと透明な水滴が滲んで浮かんでいる。
「寝るに決まってんだろォ……授業なんか出てられっかよ……」
腹も溜まったしな――――空っぽになったパンの袋をコンビニのビニール袋に突っ込む京一。
確かにこの陽気に加えて満腹ともなれば、もう眠気に逆らう気にはならない。
ついでに言うと昼前の授業は体育で、龍麻と京一もサッカーに興じていた。
適度な運動、その後の食事、そしてぽかぽかとした暖かな陽気―――――。
見事に揃ったこの好カードを敢えて捨てるなど、勿体無さ過ぎる。
「だからって僕を枕にする?」
「…おめーが其処にいるからだろ」
「いつもの所とか行かないの?」
「……面倒」
いつもの所、とは、京一がよく昼寝をしている校庭の木の上。
この屋上も心地良いが、あの木の上も悪くはない。
そして此処よりも邪魔が入ることは少ないので、授業をサボってゆっくり寝るなら、そちらの方が平和である。
が、京一はもう其処まで移動することさえ面倒臭かった。
にじり寄って来る睡魔は既に身体の力を皆無にさせ、瞼を上げているのも辛くなってくる。
気の知れた相棒に寄りかかったまま、とっとと眠ってしまおうかとも思っていた。
「次、生物だよ」
「……寝る」
昼休憩開けの授業が、自分の苦手とする人物の担当教科と知り、京一は本格的に寝る姿勢に入った。
身体の力を抜いて寄りかかる京一に、龍麻はうーと唸り、
「きょーいちぃ…重い……」
「……知らねぇ」
「じゃなくてー……」
なけなしの抗議すら聞いてはくれないらしい親友に、龍麻も結局は諦めた。
それに。
なんだかんだ言って、無理矢理押し退ける気にはならなかったのだ。
寄りかかって来る、温かな重みを。
今此処で、こうして、眠れるという事は、
信じてくれているから、それ以外になくて。
「重いよ、京一」
だけど、しばらくの間は、このままで。
眠りの波間を漂う君の、傍にいさせて。
居眠り京ちゃん、枕代わりの龍麻。
多分、この後龍麻も寝ます。
眠れるってことは、それだけ安心できる場所だってこと。
たまには飲んでみなよ、と。
差し出された苺牛乳のパックに、どうしたもんかと京一は眉間に皺を寄せた。
目の前には、にこにこと満面の笑顔の親友。
手の中には、普段は絶対に口にしないであろう甘ったるい飲み物。
頭の上には、ムカつく程に燦々と照る、夏の太陽。
どれを取っても、京一の機嫌は右肩下がりの一途を辿っている。
そもそも、なんでこんな事になったのだか。
いや、単純に自分が財布を忘れた所為なのだけど。
忘れた財布の在処は予想がついている。
昨日はごっくんクラブに泊まったから、多分其処だろう。
寝ている間にソファの下にでも入り込んだのだ、きっと。
それに気付いたのはついさっき、体育の授業の後に自販機に行ってからだ。
ポケットを探って見付からなくて。
傍に冷水機もあったから、その時はそれで十分だと思い、深くは考えなかった。
本当に。
しかし、その時はそれで良くても、その後が辛かった。
昼休憩になって食事をした後、何か飲みたくて仕方がない。
龍麻に集ろうかと思ったが、タイミングの悪い事に、龍麻の手持ちもなかった。
食事前にいつものように買った苺牛乳に使った金銭が、今日の持ち合わせの最後だったのだ。
飲めないとなると益々飲みたくなってしまう。
暑くさで噴出す汗の所為で、喉の渇きが尋常ではない事になっている気がする。
このまま干からびるんじゃないかと思うほどに。
そうして喉が渇いた、暑い、と繰り返していたら、差し出されたのだ。
親友の愛飲する苺牛乳を。
「喉渇いてるんでしょ。いいよ、あげる。少しだけだけど」
「……いや、これ全部を飲む気にはならないから、其処ンとこは大丈夫だけどよ……」
にこにこと笑って告げる親友に、京一はどうしたもんかと悩んだ。
これは好意だ。
しかも苺牛乳。
龍麻と言う人物を思えば、この上なく特別なことである。
何せ龍麻は大の苺好きで、苺牛乳の事も当然大好きだ。
これを少しとは言え人に譲るとは、京一が自分の分のラーメンを他人に譲る事と同じである。
その行為の大きさがどんなものか判らぬ程、鈍くはなかった。
だが、何せ苺牛乳である。
龍麻の行為はありがたいし、喉はカラカラ。
しかし生憎、京一はそれほど甘いものが好きではない。
2月の聖戦を例外として、出来ればあまり口に含みたくはない。
しかも苺牛乳。
その甘さたるや。
「早く飲まないと、温くなるよ。冷えてる方が美味しいんだから」
……それは冷水系のジュースならどれだってそうだろう。
増して苺に牛乳、生温い状態で喉を通したくはない。
かと言って、無碍に突っ返すことは出来なかった。
タイミングを逃してしまった所為もある。
だが何よりも、目の前の笑顔が、裏切れない。
「脱水症状とか、なっちゃったら危ないし」
「……そうだな」
「熱中症もね」
「……そうだな」
完璧な好意。
そう、これは好意だ。
財布を忘れ、水分の補給が侭ならない京一を慮っての好意。
無碍にするのは良くない。
でも、これは甘い甘い苺牛乳だ。
滲み出た汗が、頬を伝って顎に溜まり、重力に従って床に落ちた。
夏の日差しが恨めしい。
そして財布を忘れた自分がもっと恨めしい。
手の中のパックを見つめながら、京一は過去の自分を憎んだ。
そして。
「じゃ、貰うぜ……」
「うん!」
京一の言葉に、龍麻は喜色満面。
苺仲間が出来るとか、まさかそんな事考えちゃいないだろうな……
見つめる眼差しに期待が含まれているような気がして、京一は胸中で呟いた。
―――――――思った通り、苺牛乳は自分には甘すぎた、けれど。
隣の親友がなんだか妙に機嫌が良いので、素直に感謝を述べることにした。
龍麻に妙に親近感を覚えるなと思ったら、自分も大の苺牛乳好きでした。
でも飲まない人には、苺牛乳ってかなり甘い代物らしい……
これでも龍京と言い張りますよ。
初っ端チビ京だわ、中学生京一満載だわ、師匠出張るわでもう蓬莱寺一族祭り。
ありがとう!!!!
場面の半分ぐらいは≪拳武編≫第三話を主として使いまわしでしたが、上手くまとめられてると思います。
京一の過去が気になって仕方なかったので、京士浪も含めてワタクシ大フィーバーしてました。
ごっくんクラブも出張る出張る。京ちゃん愛な人達、大好きだ!!
如月、雨紋、六道の過去もちらりちらりと出てきましたが、全体の約2/3は京一祭り!
叫ばないようにして見てます。
始まりは父ちゃんが死んじゃった所から。
「父ちゃん!!」がドツボに嵌った私です。
京一、父ちゃんのお墓参り。
父ちゃんが死んじゃってあんなに荒れてしまうぐらい、京一にとって父ちゃんは大きな存在だったんだなぁ。
父ちゃんの事、大好きだったみたいで嬉しいです。
……父ちゃん、もっさり捏造してごめんなさい(今更…)。
OPが拳武編に戻っててちょっとびっくりしました。
やっぱり過去絡みの話だから、OPもこっちにしたのかな? 京士浪も父ちゃんのカットもあるし。
これはこれで好きだからいいやvv
歌舞伎町で木刀片手に駆けずり回るチビ京一。
あちこちで悪党(チンピラ)を倒しています。
凄いな……多分まだ小学生だと思うけど、それで大人相手に勝っちゃうなんて……
相手が京一の事を子供だと思って舐めてかかっても、中々出来ない事なんじゃ。
京一の父ちゃんは“歌舞伎町の用心棒”と呼ばれて有名だったらしい。
京一はそのまま、それを受け継いだのかぁ…。
雨の中、傘も差さずに歩いている京士浪。
……この人は何処で寝泊りしてんだろう。
ごっくんクラブにもいたみたいだけど、フラフラしてるようだし。
ま、この人が一所に留まらないのは、昔からだしなぁ。
≪拳武編≫の京一・京士浪の出会い。
此処の京一のアップ顔が大好きです。可愛い!!
京士浪は何を思って、子供が痛めつけられるのを見てたんだろう…
京士浪すげェ! 丸めた雑誌一個でチンピラあっさり伸しちゃいました。
流石は天下無双。
…丸めた雑誌の内容が気になるのは、とりあえず置いておこう。
京一、初めての桜ヶ丘中央病院。
「……妖怪…」の一言と、殴られるのが可愛くて大好きです。
この後、妖怪呼ばわりのお仕置きになんかされてたらいい(なんかってなんだ)。
続いて京一、初めてのオカマバー(笑)。
龍麻と言い京士浪と言い、何故最初にこういう濃ゆい所に連れて来るのだろうか……
キャメロン兄さんとサヨリ兄さん、初登場時のインパクト再来。
チビ京の「妖怪みたい」発言(実にストレート)にお怒り。
サヨリ兄さん、銅像は完璧なる鈍器です、凶器です(滝汗)!!
でも京士浪に獲物をすっぱり斬り捨てられる(京一の一瞬のキョトン顔が可愛い)。
≪拳武編≫第一話と一緒ですね、此処の京士浪と兄さんたちの遣り取り。
そして京士浪は「京サマ」らしいですよ。
京士浪と兄さん達の会話をバックに、アンジー兄さんのドアップ。
見慣れちゃったら普通にキレイな人だと思います、アンジー兄さん。
源氏名はフルでアンジョリーナと言うそうです。
京一、ちゃんと自己紹介します。
即行で「京ちゃん」呼びに決定です。
クネクネするアンジー兄さんに怯える姿、確かに可愛いっス!!
京一、泊まるとこ捜してるって……やっぱりもうこの頃から家に帰ってなかったのか。
これまでは何処か、高架下とかで過ごしてたとか……? ダメだって、変なオッサンに攫われるって!!
「だから、京ちゃん言うなって…」と半泣きになってんのが可愛いです。
強気な子が泣いちゃうとか、萌える…!
京一の修行。京士浪ってば遠慮ないね。
遠慮するような人でもないか。
…でも人目に着くんじゃないかい、その場所は……大丈夫なのか…?
中学生になって、益々荒れてる京一。
つか、ブレザー萌え……!
二代目“歌舞伎町の用心棒”はすっかり知れ渡られてます。
もともと剣の腕は良かっただろうし、京士浪に扱かれたらそりゃ最強の剣聖になるわな。
荒れに荒れている京一を、京士浪は憂う。でも言ってやるつもりはないんですね。
自分で気付かないと意味がない、と。
京士浪、スパルタだな……
京一は中学生の時に新宿三賢人を倒しちゃったんですね。
真神に入ってからかと思ってた……京一の≪用心棒≫としての知り合いって、皆結構付き合い長かったんだなー。
吾妻橋は流石にいなかったけど(あいつら幾つなんだろう…)。
どんなに強くなってみても、京一の中で父ちゃんの事はトラウマになってるようです。
一瞬のフラッシュバックに顔を曇らせます。
醍醐の中学時代。醍醐は京一とは正反対なんだなー。
京一はずっと一人で、醍醐は凶津や他の仲間達がいたんだな。
京一と京士浪の修行シーンが大好きです。
蓬莱寺一族が並んでるなんて、なんて豪華なんだ!
京一の「もう一本だ!」に溜め息の京士浪。
ちょっとイラっと来てるのかな、自分の弟子の荒れ具合に。
醍醐の話を聞いた京一、怖いと言うごっくんクラブの面々に、「俺が守ってやるっつーの」発言。
ちょっと嬉しそうな声でした。
照れ臭いけど、此処の人達の事は好きなんだなーと思いました。
中学生になってどんどん荒れて、目付きも悪くなってく京一。
友達なんていません、「気持ち悪ィ」とけんもほろろ。
ビッグママの心配にもツンケンします。
そんな所へ、醍醐の愚連隊が近くにいる事をアンジー兄さんが伝えに来ます。
一も二もなく、ケンカ売りに行きます。
小学生の頃は「悪い奴」を倒していってたのに、この頃はもう理由も大義名分もなく、ケンカに明け暮れてたようです。
「面白ェ」の顔、凶悪……でも好きです。
ギラギラしてる感じもイイ。
醍醐が来るまでに、他の愚連隊全員を伸した京一。
……やっぱ強いよな…
ケンカも途中から一方的な感じで、京一が醍醐を痛めつける展開に。
其処に京士浪が来て、アンジー達は「京ちゃんを止めて」。
そりゃ見てられないもの、小さい時から見てる子があんなに荒れてちゃ…
屈しない醍醐に、益々苛立つ京一。
結局、途中で放棄。
これが京士浪には逃げてるように見えたのかな。
アップの京士浪の目付きが怖い…!
京士浪から真剣を渡されて、おっかなびっくりな感じの京一。
小学生の頃から木刀振ってる京一だけど、直接的な刃物で人とケンカした事はなかったんじゃないかなぁ……と、勝手に想像しています。
師匠の「また逃げるのか?」の言葉に噛み付く京一。
京一、虚勢張る時は多弁になるようです。この辺りの京一、ずっと喋ってる。
真剣を使う京一に対して、師匠は太刀袋。
……≪外法編≫一話で京一が見せた太刀袋の使用は…師匠譲り……?
使えるモンはなんでも使うのが闘いだしね。
でも太刀袋で京一引っくり返すって、どんな腕持ってんだ京士浪…!
何度向かって行っても、掠りもしない事に悔しがる京一。
≪拳武編≫のカットです。
夜中から朝日が昇るまでずっとやってたのか……
ゲームでは“ケンカ別れ”でしたが、これはそんなレベルじゃないな……。
京士浪は何を思って、こんな時にいなくなっちゃったのかなぁ。
場面は変わって、九角の過去。
“まなぶ”の時は素直な子だったんだなぁ。いや、ずっと素直だったか。
母様が大好きで大好きで、奪われたのがショックだったんだ。
≪外法編≫で最後に夢であるとしても、手を繋げて良かった……
また変わって龍麻。
東京から飛び立った飛行機雲をのんびり眺め、「東京かぁ……遠いなぁ」。
この頃の龍麻は両親と一緒にいるけど、真神で出来たような友人関係はなかったんですね。
一人ぼっち……
……此処は何処なんだろう……そればっか気になってるι
葵と如月。
如月は中学生の時から変わりすぎですね(滝汗)。
≪外法編≫見てた頃は特に気にしなかったけど、今見てびっくり。
まだ純朴そうだ。いつからムッツリになっちゃったんだ。
姿を消した京士浪は、太刀袋だけを残していきました。
≪拳武編≫でアンジーが「京ちゃんがこれを置いて行く筈がない」って言ったのは、京士浪が唯一残したものだったからなんですね。
木刀は父ちゃんのものだとして、太刀袋は父ちゃんと京士浪どっちのだろーと思ってたのが、此処で解決。
修行に使っていた場所に、京一は太刀袋を捨てて行きます。
修行で手酷く扱かれても、荒れに荒れてる時でも、京一にとって京士浪って拠り所だったのかな。
父ちゃんが死んじゃってから、フラフラ彷徨ってた京一を拾ったのは京士浪で、憧れとかあったのかなぁ。
ただ確実なのは、京一は師匠が大好きって事ですね!(飛躍してます(構うもんか))
小蒔の中学時代。この子は本当に、普通の子だったんだなーと思います。
大会で少し話しただけの子の名前なんて(どうも学校違うようだし)、私も多分覚えていられない……
仕方ないけど、同時に悲しいですね。
小蒔の「ま、いっか」の台詞も。
嵯峨野と葵とチビ。
チビ可愛い。
中学生の頃の嵯峨野にとって、チビは本当に癒しだったんだなぁ。
アニメのアン子は中学時代も可愛い。
最新デジカメにはしゃいでます。
見たとこ、≪外法編≫一話でダメになっちゃったデジカメですね。
三年間も使ってたのかー、物持ち良いなぁ。
雨紋と亮一、六道、(多分)舞子、比良坂のカット。
骨董品店で織部姉妹。
女の子達は、普通に学生生活してたようです。男達大変だな……
祖父がいなくなった如月は、全てを一人で背負うことに。
……そういや、如月のじいちゃんはなんで急にいなくなったんだろう。
醍醐は≪拳武編≫第三話、父親を殺そうと日本刀を持ってます。
でもこの後、見ちゃうんだな……本当はずっと後悔してた父親の姿。
京士浪がいなくなって、ストッパーがなくなって、苛々して、益々荒れていく京一。
太刀袋は場所が判らないぐらいに、落ち葉に埋もれてしまいました。
“まなぶ”は志望校に合格、しかし合格したら母と一緒に暮らせる筈の夢は叶わなかった。
九角の母が死に、“まなぶ”が“九角天堂”の名を挙げる。
母の死で何もかも崩壊しちゃったんだな……
凶津が父親を殺害。誤解したまま、二人は離別。
≪拳武編≫最終話で醍醐が「許してくれッ…」って泣いてたの、凶津に届いたかな。
菩薩眼覚醒で醍醐の所に凶津が来てたし、救われたといいな……
だってじゃないと、凶津、救いのないまま死んじゃったことになるもん…!
京一はもう、誰でも構わず、気に入らなかったら叩きのめしていたようです。
師匠が突然消えたのがかなり堪えたみたい……
岩山先生は、京士浪の見る目を信じて、京一を信じます。
……此処のメーター振り切って荒れてる京一にトキメいちゃダメですか。
そして京一と葵が初対面。京ちゃん、目が死んでる……!!
京一シンパだからではないですが、やはりこの辺の葵の台詞、私は受け付けられません。
魔人の“美里葵”としては、このスタンスは外せないのだとは思いますが……
そして結構手が早いんだな、オイ! 見ず知らずの人間を遠慮なく引っぱたくか…!
≪外法編≫二話で京一が葵の事だけやけに気にしてたのは、こういう事があったからなのかな? 色々言われたし……
葵の言葉一つ一つが、この時の京一には全部イライラしただろうな。
葵の眼に、醍醐を思い出す京一。
気圧されて下がってしまいます。
うん、確信した。京一美里じゃなくて、美里京一(其処かよ)。
やっぱり菩薩眼は最恐か……
BGMにACID挿入歌。
やっぱり魔人の世界観はACIDですね。
雨の中をフラフラと彷徨う京一。
葵の言葉が心に引っ掛かってます。
其処に醍醐とバッタリ再会。
凶津が父親を殺し、醍醐も父親と上手く行っていなかった事を聞いた京一。
二人立ち尽くしてた時、京一は何考えてたのかな。
葵の事の後だし、ぐるぐる色々考えちゃってんのかな。
通り過ぎようとする醍醐に声をかけてみるも、言葉に詰まる京一。
ケンカ以外で、ごっくんクラブとかの一部の人達以外と話したのは、実は久しぶりとか…だったらいいな!
言葉に迷ううちに醍醐は行っちゃって、俯く京一が可愛いです。
落ち葉に埋もれた太刀袋を探す京一。
京一のこんな場面、成長した後じゃ見られないな。
落ち葉を掻き分けてる間の必死の顔がいい。
太刀袋を見つけて、涙が出て、声を上げて泣き出す京一。
父ちゃんが死んでから、京士浪がいなくなってから、京一って泣いたのこれが初めて…?
悲しむよりも先に「許せない」って怒りが沸いて、“歌舞伎町の用心棒”になって。
ずっとずっと堪えてたのかなぁ……
見守るごっくんクラブの人達。
まだまだ、これからも見守ってください。京ちゃんの巣立ちは、まだずっと先ですから。
時は流れて、真神学園の入学式。
醍醐と小蒔の出会いは、何回見てもいいなぁ。やっぱり二人はお似合いだ。
再会を純粋に喜ぶ葵に、京一「…こりゃ、なんかの冗談か?」。
確実に苦手意識が残ってますね……
京一、葵、小蒔、醍醐を写真に撮るアン子。
……一番勘がイイかも知れん、この子。
そして三年生の春、京一と龍麻の出逢い。このシーンは運命ですね!
やっぱ龍京は運命!!
京一の「気にいらねェ」はどんな意味があったのか、気になって仕方がない私です。
ラーメン屋で「君の刀は、僕の方を向いていなかった」。
京一は龍麻の向こう側に、誰を見てたのか。
やっぱり京士浪?
…龍麻、このシーンはひょっとして焼餅か……!?
最後は、ごっくんクラブで京一の寝顔。
京一にとって、此処は安心できる場所なんだなーと思いました。
でもって兄さん方に激しく同意! 可愛いッvvv
皆の過去にそれぞれリンクしているとは言え、フルで京一祭りで大フィーバー。
ごっくんクラブの兄さん達に京一がとっても愛されてるのが嬉しかった。
ラストはしっかり龍京だしv やっぱり京ちゃんは総受けですねvv
ありがとう!!!!(また言った)
ブログのログを辿って当ブログへ来て下さる方々もいらっしゃると思います。
先日、ありがたい事に、リンクについての質問がありましたので、この記事をアップする事にしました。
お手間を取らせてしまい、申し訳ございません。
このブログは、女性向け同人サイト【例えば過ぎる時間を】のコンテンツのアップデートとして使用しています。
リンクご希望の方は、【例えば〜】サイトのインデックスの方へリンクをお願いします。
HP名前
【例えば過ぎる時間を】
サイトアドレス
http://kimagure.hiroimon.com/
ジャンル
[るろうに剣心:左之助受][東京魔人學園龍龍:京一受]
バナーは今の所ありません。
女性向け同人サイト様に限り、リンク・アンリンクフリーです。
ブログに直接リンクされるのも管理人は一向に構わないのですが、サイトインデックスの方が更新履歴、コンテンツ分け等、ブログに直接入るよりも見易くなっていると思います。